1959 年に設立されたスイス交通博物館 (ドイツ語でフェルケールスハウス デア シュバイツ) はすぐにルツェルンの観光の目玉になりました。世界の交通手段の過去と未来を網羅したこの博物館は、訪れる人を時を超える旅に連れていってくれます。
博物館の所蔵品は 3,000 点を超えます。鉄道輸送ホールではあらゆる時代に使われた列車を見学し、有名なゴットハルト トンネルの模型をくぐることができます。道路輸送ホールでは衝突試験を見守り、海上輸送ホールでは新石器時代のカヌーや軍用蒸気船を鑑賞しましょう。飛行機と宇宙旅行のホールにある大規模な飛行機コレクションは有名です。木製飛行機からジェット機まで、あらゆる展示品を近くでじっくり眺めることができます。欧州宇宙機関の研究衛星、EURECA は必見です。
プラネタリウムで星空を見上げ、天文学の飛躍的発展について学びましょう。IMAX シアターでは地球のことがよくわかる 3D 映画を上映しています。博物館のホームページには映画とプレゼンテーションの情報が記載されています。たいていは年代を問わずに楽しめるプログラムばかりです。
過去と未来の交通について見て回ったあとは、博物館の敷地内にあるハンス エルニ ミュージアムでルツェルン出身のアーティストの作品を鑑賞しましょう。絵を描いて楽しめるコーナーは子どもたちに大人気です。彫刻が配された庭園は大人も子どもも楽しめるので、午後の休憩にぴったりです。
博物館はどこに行っても見どころがいっぱいですが、短時間で楽しめるスイスアリーナにはぜひ立ち寄ってみましょう。2 万分の 1 のスケールでスイスの地形を詳細にとらえた航空写真が床一面を覆っています。ほかでは体験できない視点からスイスをじっくり眺めながら、「徒歩でスイスを横断」することになるでしょう。
さまざまなガイドツアーを利用すると、博物館の各展示についてさらに知識を深めることができます。たとえば「ライフ オン ザ スイス レイルウェイ」ツアーでは、スイス鉄道で勤務した経験について案内人が語ってくれます。それぞれのツアーは約 1 時間で、言語は英語かドイツ語です。
スイス交通博物館はルツェルン湖北岸に位置しており、ルツェルンの S バーン (鉄道) が利用できます。または、ルツェルン中心部から徒歩約 30 分です。