かつてシャリマー バックに滞在したムガール帝国の王族を魅了した静かな環境を堪能してください。この緑豊かな庭は面積 12.4ha で、カシミール地方のダル レイクの東岸にあります。リラックスして自然を愛でるための場所です。
庭の名前はサンスクリット語で「愛のすみか」を意味します。ムガール帝国の皇帝ジャハーンギールが 1619 年に庭を造園し、彼の妻であるノール ジャハンへの贈り物とされました。このムガール帝国の女王をとりこにした湖畔の景色は当時と変わりありません。美しい景色を堪能してください。
公園のレイアウトに驚嘆してください。ペルシア様式の庭ならではのデザインが反映されています。中央の水路から放射線状に出ている小道を歩いて、正方形の庭を探索してください。この古代の送水路は、庭の一番上の階層から下に続く複数の階層へと水を運び、最後にダル レイクまで水を導きます。
下の階層から庭に入ってください。下の階層は一般市民に代々公開されてきた部分です。手入れの行き届いた芝生とセイヨウカジカエデの並木のある落ち着いた雰囲気を満喫してください。すぐ近くに一般観衆の間があります。この部屋の装飾の施された円柱や見る者をうっとりとさせる噴水を堪能してください。
プライベートの空間の階層に上ってください。ここは高貴な身分の人だけが利用できた空間です。ここ一般観衆の間は、石の彫刻や噴水で囲まれています。
上の階層の入口にある、装飾の施された二つの守衛塔に注目してください。この塔により高貴な身分の人々以外が内部に入るのを制限していました。庭の周囲には、浅い池と芝生があり、背の高いプラタナスの木が影を落としています。印象的な黒いあずまやを眺めてみましょう。これは大理石のあずまやで噴水の池から続いて建てられています。
庭のいたるところにある chini khana（アーチのある壁龕）に注目してください。これはいくつかの噴水の背後に設けられています。かつては蝋燭がたてられたこれらのアーチは、水面に反射する花々と見事に調和しています。
あずまやの背後では、写真撮影に絶好の山の景色を満喫できます。別の方角を見ると、対称の小道が静かなダル レイクに向かって続いていることが分かります。
シャリマー バックは公共の公園で、早朝から遅い時間まで毎日開園しています。シャリマー バックに行くには、スリガナルからタクシーを利用してください。プラタナスが濃い緑から、オレンジ、黄色と変化する秋か春に訪問することをお勧めします。