丘の上に立ち、星座や流れ星を観測するのに最適なせんだい宇宙館。天文学の歴史や、天体観測の方法など、宇宙に関するさまざまなことを学ぶことができます。巨大な望遠鏡があり、それを使って実際に夜空を観察することが可能。展示では、天文学に関連する古代の風習などを紹介しています。
せんだい宇宙館は 1998 年、日本上空の天体の動きを観測する目的で造られました。建物は独特の最新デザイン。これは天文学技術をイメージしたものです。入口にはリング状のアーチがいくつも連なり、巨大な望遠鏡のようです。
中に入って展示を見てみましょう。主要な天文学的発見や、有名な天文学者について展示されています。中国の占星術師のことや古代メソポタミアの天文学についても学ぶことができます。
メイン ホールには、体験型展示があったり、宇宙をテーマにしたゲームがあったり。また、年間を通して、光の科学や宇宙、テクノロジーに関するさまざまなショーやイベントが開催されています。
せんだい宇宙館には、口径 50 cm の大きな天体望遠鏡があります。夜には、この望遠鏡を使って、きれいな星雲や流れ星などを見ることができます。地元の人の中には自分で望遠鏡を持ってきて星を観察している人も。ここは、邪魔な光がなく、天体観測に最適な場所なのです。
宇宙館を見たあとは、公園を散策しましょう。宇宙館の周りに広がるのは、芝生に覆われた寺山いこいの広場。その中には子供の遊び場やゴーカートなどもあります。色とりどりに咲く、庭園の花がきれい。春には 400 本以上ある桜の木が一斉に開花します。高台なので景色も最高。東シナ海に浮かぶ甑島 (こしきしま) 列島も見渡せます。
せんだい宇宙館は、薩摩川内市の北東に位置し、街の中心部から車ですぐです。無料の駐車場完備。閉館日は月曜日。入るには入館料が必要です。行く前に宇宙館のホームページをチェックするのがおすすめ。イベントの予定を確認して、お目当てのイベントに合わせて行くと良いでしょう。