湖に面したサンティアゴ アティトランは、2 つの火山のふもとにあり、森林で覆われた山々に囲まれています。アティトラン湖の湖岸で最大の街として知られ、住民の多くが普段から民族衣装で生活しています。自然の美しさに触れたり、伝統的な建物を訪れたりしてみましょう。この街では、先住民の暮らしについて学ぶことができます。
サンティアゴ アティトランは、ほぼどこからでも火山を臨める街。サン ペドロ火山とトリマン火山が街のすぐそばにそびえています。絶景をめざして噴火口までハイキングにチャレンジしてみましょう。
16 世紀に建てられた聖サンティアゴ教会では、この地域の過去の歴史について学べます。街の歴史がよくわかる大理石の飾り板に注目。祭壇に彫られている図柄をよく見ると、マヤとカリックの象徴的な記号などが見事に融合したものになっています。運がよければ、サン シモン (マシモン) の像が見られるかもしれません。この像は、住民に親しまれている聖像の 1 つ。このマヤ民族の彫像は民家にあり、毎年イースターの祭りが終わると別の家に手渡されます。どの家にあるかは、街の人に尋ねてみましょう。
通りを歩いていると、住民の多くが似たような服を着ていることに気付きます。男性は白地に紫色のストライプが入った半ズボン、女性は紫色のスカートと土地の鳥や花が色鮮やかに刺繍されたブラウスを着ています。衣装について詳しく知りたければ、Cojolya Association of Maya Women Weavers へ。この小さな博物館に行けば、衣装の歴史がわかります。毎日行なわれている機織り機の実演も見てみましょう。何世紀にもわたって受け継がれてきた伝統工芸の 1 つです。
食事は伝統的なレストランで。シチュー料理のプリケや湖の魚を使ったパティンがこの地方の代表的料理です。郷土料理以外が楽しめるストランも何軒かあります。
サンティアゴ アティトランは、湖畔の他の街と比べてアクセスしやすい場所にあります。124 キロ離れたグアテマラ シティからバスが毎日運行しています。レンタカーで行くこともできます。美しい景色と伝統工芸が楽しめる街に訪れてみましょう。