まずは古い歴史を持つ防壁に沿って進んで。プリマスやその先の海が織りなす美しい風景を眺めましょう。中へ進むと、1600 年代にこの場で使用された大砲から、今日使用されているヘリコプター、城塞を管理する軍人まで。この要塞は、イギリス軍が積み重ねてきた歴史を物語っています。
ブレイ城塞は英蘭戦争の侵略から守るために、1660 年代の終わりに築かれました。興味深い歴史の世界にもぜひ触れてみましょう。プリマスはイングランド内戦で議会派に加勢した歴史を持ちます。当時、このブレイ城塞は市民を監視する役目を果たしており、大砲は町を焼き払うほどの威力を有していました。20 m の防壁は 100 年もの間、イングランドの防衛上最も重要な拠点であり続け、定期的に補強工事も実施されてきました。現在は、王立第 29 砲兵連隊の基地として使用されています。この連隊は、砲弾の特殊技術に関してイギリス海兵隊の第 3 コマンド旅団を補助する役目を担っています。
プリマス サウンドにそびえ立つブレイ要塞。堂々たる外観も見応えがあります。この城塞に足を踏み入れると、他の歴史的建造物とは異なる印象を受けるはず。簡単なセキュリティ チェックとカバンの検査が実施されるほか、城塞内での写真撮影は禁止されています。ほかの 17 世紀に築かれた要塞とは異なり、ブレイ要塞は現在も機能している軍事拠点であるためです。
バロック様式の門をくぐり抜けると、ひと際目を引くのが砲兵連隊。約 1.6 km にわたる石造りの城壁は壮大そのものです。ガイドの説明を聞きながら巡ってみましょう。プリマス市内の眺望も必見。ダートムーアを越えてイギリス海峡まで見渡すことができます。17 世紀に製造された大砲からは、歴史を肌で感じます。城塞内にある、プリマス ホーのロイヤル チャペル オブ セント キャサリンにも足を運んでみましょう。ツアー ガイドに大砲の起源や用途について尋ねてみて。きっと面白い話が聞けるはずです。
ブレイ城塞のツアーは有料ですが、少額で参加できます。夏期は火曜日、木曜日、日曜日に開催されており、事前予約は不要です。実際に稼働している軍事基地であるため、ツアーは事前の通知なく中止される場合があります。また、大型のカバンは持ち込めないのでご注意ください。ブレイ城塞はプリマス ホーの丘あり、市内の中心部からもほど近くです。