ローマ時代の水道橋は、ペルージャで最も美しい散歩道の 1 つ。街の中心部を横切る狭い通りです。アッピア通りからこの水道橋をたどって、ぶらぶらと散歩。旧市街の趣のある美しい街並みが楽しめます。
最初にローマ人によって建設された水道橋。1254 年、パッチャーノ山の湧水を運べるように延長され、ペルージャに欠かせない重要な施設となりました。建設プロジェクトの監督を務めたのは、ヴェネチアの建築家ボニンセーニャでした。水道橋は、19 世紀初頭頃には人気の散歩道となっていました。そして現在も、地元の人々や観光客に愛される人気のスポットです。
現在残っているのは、旧市街を通るおよそ 3 km の部分。アッピア通りの急こう配から続くアクエドット通りという名前の小道が、かつて水道橋だった通りです。
小道を散歩しながら、有名な建物を探しましょう。たとえば、色とりどりの家々の間に、19 世紀に造られた優美なガレンガ宮が見えます。散歩道の終点は、ペルージャ大学のキャンパス近くです。
水道橋の上ではなく下を歩くと、また違った角度からその姿を楽しめます。水道橋を支える石のアーチは、絵になる美しさ。ちょっと立ち止まって写真を撮ってみましょう。
水道橋が延長された 13 世紀中頃、その完成を祝って、ニコラ ピサーノとジョバンニ ピサーノの親子によってフォンターナ マッジョーレが建造されました。この噴水は、水道橋近くの 11 月 4 日広場にあります。石で造られた多角形状の 2 層構造の噴水には、聖書の登場人物や寓話のシーンが彫り込まれています。よく見ると、ペルージャのシンボルであるライオンとグリフィンのレリーフも見えるでしょう。
ローマ時代の水道橋は、旧市街の中心部にある 11 月 4 日広場から歩いて 4 分の場所にあります。また、ペルージャ大学かフランチェスコ モルラッキ広場までバスで行けば、すぐそばです。