ペルージャで最も有名な建物に囲まれている 11 月 4 日広場。街の中心部のこの趣ある広場で、ゆっくりと過ごしましょう。周囲にあるのは、壮麗な美術館、歴史ある市庁舎、堂々たる大聖堂など。カフェやレストランも軒を連ねているので、観光の合間に一休みするのにもぴったりです。
この広場は、街の創設当時から重要な役割を果たしてきた場所。エトルリア人もローマ人も、ペルージャの土地に集落を形成するにあたって、この場所を中心地とみなしました。中世になりペルージャが独立都市として繁栄すると、広場の周りに宮殿や教会が建設されました。この頃、グランデ広場 (大きな広場) の名で知られるようになります。名前が 11 月 4 日広場となったのは、1918 年のこと。イタリアにおける第一次世界大戦終結の日を記念して名付けられました。
中央にある噴水、フォンターナ マッジョーレは、1200 年代後半にニコラ ピサーノとジョバンニ ピサーノの親子によって造られました。噴水は石造りの多角形状の 2 層構造。市井の人々の功績をたたえる精巧なレリーフで装飾されています。中には、教養や哲学を表す彫刻も。
広場に面したプリオーリ宮には、かつて街のギルドが入っていました。ペルージャのシンボル、グリフィンとライオンの銅像が入り口を守っています。公証人の間を飾る一面のフレスコ画や、国立ウンブリア美術館の歴史ある芸術作品も一見の価値があります。
サン ロレンツォ大聖堂で静かなひとときを過ごすのもよいでしょう。9 世紀の教会跡に建てられた堂々たる建物です。建設に 200 年近くかかった建物を外から眺めたら、内部にも入ってみましょう。シニョレッリ作のゴシック様式の祭壇画が印象的です。
広場の周りには、テラス席のあるカフェやレストランもいっぱい。すばらしい建物に囲まれながらイタリア コーヒーを飲んだり、暑い日にはジェラートを味わったり。
11 月 4 日広場に行くには、バスでイタリア広場まで行き、石畳の通りを 5 分ほど歩いてアクセスします。広場は歩行者専用です。