ペギー グッゲンハイム コレクションの広い展示室には、現代美術の傑作がたくさん。アメリカ人女性ペギー グッゲンハイムの美術コレクションを収蔵するのは、かつて彼女が暮らした邸宅。ほとんどが 20 世紀の前半に収集されたもので、キュビズムや未来派、シュールレアリズムの他、前衛彫刻を含め、近代の芸術運動を代表する作品が並びます。
当初は多層階として設計されたこの邸宅は 18 世紀に 1 階部分だけが建てられました。未完成のままにされた理由は知る由もありませんが、資金不足のためとも言われています。
グランド カナル沿いに建つこの邸宅の近くまで来ると、街の天使が目を引きます。これは 1948 年にマリノ マリーニが制作した馬に乗る男性のヌードの銅像です。とても印象的な作品で、論争を恐れなかったペギーの芸術に対する情熱が感じられます。
常設展も企画展も、たっぷり時間をかけて鑑賞しましょう。カンディンスキー、ピカソ、マン レイ、モンドリアン、ダリ、マックス エルンスト、ジャクソン ポロックの作品を鑑賞できます。
ナッシャー彫刻庭園では、ムーア、ジャコメッティ、ブランクーシ、オノ ヨーコ、アニッシュ カプーアの作品を展示しています。ペギーが埋葬された場所には記念碑が建てられています。彼女は現代美術の擁護者としてベネチア市からその名誉を称えられ、ジャコメッティの彫刻の下に埋葬されたのです。最愛のペットも庭園に埋葬されています。
他のコレクションもぜひお見逃しなく。ジャンニ マッティオーリ コレクションでは、イタリア未来派の作品をはじめ、20 点以上の傑作が収蔵されており、シュルホフ コレクションでは 1945 年以降のイタリアと欧米の作品が展示されています。
グランド カナル沿いに建つペギー グッゲンハイム コレクションは、アカデミア橋とサンタ マリア デッラ サルーテ聖堂の間に位置します。火曜日とクリスマスを除き、毎日開館しており、10 歳未満の子供は入場無料です。