10 世紀の古城の大広間、居室、塔、回廊の中にヴュルテンベルク州立博物館があります。博物館の数十万点におよぶコレクションは石器時代から 20 世紀前半までの郷土史を物語ります。1862 年にオープンしたこの博物館では、展示品が考古学、美術文化史、民俗学の 3 つのテーマに分類されています。
膨大な所蔵品を見学するには、少なくとも半日を確保しておきましょう。石器時代の道具や 5 万年以上も前の武器を見ることができます。ヴュルテンベルクのローマ時代の展示品には、宝飾品、モザイク画、儀式の際に兵士が身に着けた兜などがあります。アーチ型の地下室には、後期ローマ時代からビザンチン時代のアンティークのガラス製品が展示されています。
美術文化史ギャラリーに進み、ヴュルテンベルクの貴族の肖像画、18 世紀のヨーロッパのタペストリーや時計など数百年前の美術品を鑑賞。1493 年製の天球儀も必見です。
展示品の目玉のひとつは、王冠の宝石です。ダイヤモンドの王冠やエメラルド、ダイヤモンド、真珠をちりばめたヴュルテンベルク公の王冠など貴重な宝物が並びます。この王冠は 1806 年に最後のヴュルテンベルク公であるフリードリヒ 1 世のために造られました。
民族学コレクションを見学するには、ヴァルデンブーフ城にあるミュージアム オブ エブリデイ カルチャーへ。このお城は、シュトゥットガルトから車で約 30 分の場所にある Schönbuchn Forest の小さな街にあります。旧宮殿とはまた別に入場料が必要です。この博物館では産業革命前と後の時代の家庭や仕事について学べます。展示されているのは、民俗音楽の楽器、18 世紀の作業場でのレクリエーション、20 世紀前半の家電製品など。
ヴュルテンベルク州立博物館の旧宮殿は、旧市街の由緒あるシラー広場にあります。地下駐車場にはメーター式パーキングあります。また、バスやトラムでアクセス可能。
この博物館は、月曜日と祝祭日を除いて毎日開館しています。入場は有料ですが、お子様、学生、障がいのある方には割引料金が適用されます。