樹齢を重ねたオーク林を散策したり、厳粛な雰囲気が漂う邸宅や広大な庭園を訪ねてみたり。この地を代表するレース産業や伝説について学ぶのもおすすめです。
ノッティンガムシャーといえば、厳かな大邸宅、緑豊かな森、そしてロビン フッドの伝説です。州庁所在地のノッティンガムは、タバコとレース産業で州の産業革命を率いてきました。現在は、成長を続ける拠点都市として機能しています。州の主要都市ならではのエネルギーと、周辺の穏やかな雰囲気を存分に味わってみましょう。
州内で最も有名なスポットとして挙げられるのは、ノッティンガムシャーの北にあるシェアウッド フォレスト カントリー パークです。180 ヘクタールに及ぶ森をぜひ散策してみて。ピクニックを楽しんだり、空を見上げてアカトビを眺めたりするのもおすすめです。森には 900 本ものオークの老木。ロビン フッドの隠れ家であったと伝えられているメジャー オークの空洞部もぜひ一目見てみましょう。
森の南にはルフォード修道院があります。この修道院は、16 世紀にカントリーハウスに改修されました。大邸宅の周りには公園や自然保護区があり、散策にうってつけ。
さらに南に進むとサウスウェル大聖堂があります。12 世紀に建てられた大聖堂で、村の中で一際高くそびえ立っています。塔や身廊からはノルマン建築やロマネスク様式の設計を確認できます。息をのむほどの美しさです。
ノッティンガムの市内は、歴史や文化の名所が満載です。荘厳な雰囲気に包まれたウラトン ホールの部屋をじっくりと眺めてみて。2012 年公開のバットマンを原作とした映画、ダーク ナイト ライジングの撮影地としても知られています。邸宅を囲む広大な草地は、ピクニックにおすすめ。
ギャラリーズ オブ ジャスティス博物館では、ロビン フッドの伝説の変容を辿ってみましょう。この博物館は、過去に裁判所、警察署、そして刑務所として使用されており、不気味な地下牢もあります。市内のレース マーケット地区の至る所には、19 世紀のレース交易で使用されていたビクトリア様式の倉庫が数多くあります。観光名所も幅広く、アングロ サクソン時代まで遡るセント メアリー教会から、設立されて間もないアート センターの ノッティンガム コンテンポラリーまで盛りだくさんです。名物スイーツ、ベイクウェルのタルトは外せません。
このエリアの天気は、イングランドの大部分と同じく変わりやすいのが特徴です。冬は寒く湿度が高いですが、夏はたいてい温かい日が続きます。ノッティンガムシャーは、イングランドのミッドランズ地域に位置しています。ノッティンガムシャーまではイースト ミッドランズ空港を利用するか、電車でアクセスすることもできます。
伝説、遺跡、美しい景色がまとめて楽しめる緑豊かな州。それがノッティンガムシャーです。