ノーベル博物館は、最初のノーベル賞が授与されてからちょうど 100 年経った 2001 年に、ストックホルム証券取引所ビルにオープンしました。
まずは、ノーベル賞の設立者であるアルフレッド ノーベルに関する展示から。展示品の中には、アルフレッド ノーベルが書いた遺書が含まれており、彼が何故ノーベル賞を設立し、それに個人的遺産を遺贈することに決めたのかを知ることができます。また、自身発明家であったアルフレッド ノーベル自身が発明したダイナマイトおよび雷管についても学んでみましょう。
館内には、著名な作家のラドヤード キップリングや元イギリス首相のウィンストン チャーチル卿など、これまでのノーベル賞受賞者たちの頭像が飾られています。1901 年、ノーベル賞設立当時からこれまでの変遷についても、わかりやすく説明されています。有名な科学者キュリー夫人の実験室を見たら、25 年間牢獄で過ごした後解放された瞬間のネルソン マンデラの姿をじっくり見てみましょう。
仮設展示については、博物館の公式サイトをご参照ください。過去には、国際平和ビューローによる写真展、メイキング ザ ピース (Making the Peace) 展などの展覧会が開催されています。この写真展では世界各地で展開されている平和維持活動の様子、更に活動に携わっている人々を捉えた写真が数多く展示されました。
館内レストランでは、ノーベル アイスクリームがオススメ。以前ノーベル賞授与晩餐会で出席者に出されていたこともある、ここでしか味わえない特別なアイスクリームです。また、レストランの椅子の下には、これまでの受賞者たちによるサインが。誰のサインが刻まれているか、要チェックです。お子様は、館内の展示品についての質問を含むトリビア ハントゲームでお楽しみいただけます。遊んでみたい方は、博物館受付にてリクエストしてください。
ガムラスタンに位置するノーベル博物館は、ストックホルム王宮およびストックホルム大聖堂から徒歩ですぐの距離です。路上駐車が可能ですが、時間に制限がある上高額のため、アクセスはバスやトラムなど公共交通機関の利用がオススメです。あるいは、ストックホルム中央駅から徒歩で向かうのも良いでしょう。徒歩でも 15 分で到着可能です。
ノーベル博物館は、夏は毎日開館しています。冬季は、火曜日から日曜日までです。特定の祝日は閉館です。詳細については博物館の公式サイトをご参照ください。なお、火曜日の夜は入館無料。英語での無料ガイドツアーも、毎日開催されています。少額ですが、有料でオーディオガイドもご利用いただけます。