南山韓屋村 (ナムサンゴルハノクマウル) を訪れ、1400 年代後半から 1900 年代初めにかけての朝鮮の風習を学びましょう。500 年以上にわたり国を統治した李氏朝鮮。当時の一般的な家屋が再現されています。手工芸品や武道のデモンストレーションを見たら、音楽ショーや舞踊ショーに参加しましょう。南山韓屋村は、南山の北側の麓にある丘陵地帯に位置します。
村には 5 棟の韓屋があります。時代や社会階級を忠実に反映し、再現されています。上流階級、政府高官、小作人、王族の家の内装や家具の違いを見ることができます。世宗 (セジョン) 大王の義理の両親が住んでいた家、同大王の義理の父親が使っていた書斎、19 世紀に軍を指揮した金春栄 (キムチュニョン) の家があります。
朝鮮の風習を体験できるワークショップも行われます。書道や凧作り、韓紙 (カジノキの皮から紙を作る技術) を体験できます。カラフルな韓服を着て、写真を撮ってもらいましょう。茶室で香り豊かなお茶も堪能できます。
ステージでは、テコンドー (跆拳道) など、朝鮮武道のパフォーマンスを見ることができます。また、ソウル南山国楽堂エリアでは、ほぼ毎夕、民族舞踊や音楽のイベントが行われます。村の一番高いところには、2394 年に開けることになっているタイムカプセルが埋められています。これは、1994 年にソウル 600 周年を祝って行われたもので、600 点の日用品が眠っています。
南山韓屋村へ行くには、ソウル地下鉄 3 号線に乗って忠武路 (チュンムロ) 駅で降り、少し歩きます。周辺の駐車場には限りがあるので、車で行くより、公共交通機関を利用したほうが便利です。
南山韓屋村は月曜休館。入場は無料です。英語による無料のツアーは、正面玄関隣のオフィスから出発します。イベントによっては料金が必要な場合があります。分からないことは入口で訪ねましょう。村の公式ウェブサイトでも情報を得られますが、韓国語のみです。