ムセオ デル オビスパド (司教の館) を訪ねて、モンテレーの長く、興味深い歴史を伝える展示品の数々をご覧ください。かつては本国から遠く離れた開拓地であった場所が、主要な産業都市へと発展した経緯について知りたいと思いませんか。丘から望むモンテレーの街並みと、周辺の山々のすばらしい景色もご覧ください。ムセオ デル オビスパドは、1787 年に立てられた優美なバロック様式の司教の館を利用した博物館です。
内部には 10 の展示室があり、年代順に展示品が陳列されています。玄関ホールでひときわ目を引いているのは、フランシスコ バジェホ作の油彩画、「グアダルーペの聖母」。現在、メキシコ、ヌエボ レオン州がある地域の原住民たちは狩猟採集により糧を得ていました。こうした人々が残した考古学的人工物を見学してください。スペインから総督が派遣され、植民地となった 16 世紀後半の歴史を伝える展示品も、しっかりとご覧ください。
そのほか博物館には、メキシコ アメリカ戦争の際に使用された武器類も展示されています。そのなかには、1847 年のメキシコ アンゴスチュラの戦いに参加した兵士が携えていたライフルや短剣もあります。高名な医師で、人道家であったホセ エレウテリオ ゴンサレス博士の手術器具のコレクションもお見逃しなく。モンテレーの産業発展を示す衣類、書類、写真などの品々もまた、同様に意義深い展示品といえましょう。
この博物館を訪ねた際には、丘の上の方にある展望台にもぜひ足を伸ばしてください。博物館の入り口からわずか5分ほど歩いた所です。モンテレーの街と、その周辺の起伏が大きい山々からなるパノラマビューは、まさに絶景。100 メートル (328 フィート) の旗ざおの頂点では、大判のメキシコの国旗がはためいています。
博物館は、モンテレーのダウンタウンから車で 10 分ほどのオビスパド地区にあります。入り口の外、および展望台に無料駐車場があります。公共バスが、博物館に通じる道路まで歩いてすぐの所で停車します。
ムセオ デル オビスパドは、火曜日から日曜日までの毎日開館しており、入館料が必要です。展望台は毎日、一般公開されています。入場料は無料。博物館のガイド付きツアーは、事前リクエストが必要です。