メキシコ近代美術館を訪ねて、20 ~ 21 世紀メキシコ美術の魅力を発見。フリーダ カーロ、ディエゴ リベラをはじめとするメキシコが生んだ偉大なアーティストたちの傑作と、メキシコ文化の様々な側面をとらえた展示作品をその目でご覧ください。メキシコ近代美術館は、1964 年に設立され、現在では、およそ 3000 点の素描、絵画、写真、版画、彫刻作品を収蔵しています。
美術館は、建物自体も美しく見応えがあり、2 つのフロアに収蔵品が展示されています。常設展示作品には、20世紀アーティストのダビッド アルファロ シケイロス、ルフィーノ タマヨの作品も含まれています。芸術家夫妻、ディエゴ リベラとフリーダ カーロの作品の前では、足を止めてしっかり鑑賞しましょう。どちらもメキシコできわめて著名な画家です。1900 年代のシュルレアリスムの画家、レメディオス バロのコレクションもお見逃しなく。マヌエル アルバレス ブラーボによる写真をはじめとする膨大な数の写真も展示されています。
期間限定の特別展もチェックしてください。美術館では、メキシコおよび南アメリカ文化の多様な側面を探求するべく、様々な企画を練っています。例えばフランス人写真家、ベルナール プロスが、メキシコの日常をとらえた写真コレクションの特別展。その他には、メキシコと諸外国との芸術、文化、政治的な連携をテーマにした、多種多様なポスターの展覧もありました。
植物が茂る美術館の庭には、様々な現代彫刻が展示されています。散歩しながら鑑賞してください。各彫刻について、作品名とアーティストの詳細がスペイン語で記されています。
メキシコ近代美術館は、チャプルテペック公園の東の端にあります。メキシコシティの歴史地区から車で約 15 分。バス、地下鉄、乗り降り自由な観光バスなど、公共交通機関でも容易にアクセスできます。美術館に行ったら、チャプルテペック公園も散歩してください。並木道、船遊びができる湖、彫刻の小道、動物園などがあります。公園内には、壮麗なチャプルテペック城があります。現在、お城は国立歴史博物館となっています。
近代美術館は、火曜日から日曜日までの毎日開館しています。入館料あり。ただし日曜日は無料です。平日のガイド付きツアーに参加するには、事前予約が必要です。開館時間、ツアー、特別展などの詳細は、美術館の公式ウェブサイトでご覧ください。