ムンナールは、標高 1,829 m に位置する美しい丘の街。イギリス人支配者たちの夏のリゾート地として栄えた街は、山や谷の美しい景色の中にあり、丘一面に茶畑が広がっています。高い峰に登り、珍しい植物を見て、ゾウの背に揺られながら一帯を見て回りましょう。
ムンナールの自慢は何と言っても近郊の美しい風景。ムンナールの街を取り囲む丘や山を見ながら、エラヴィクラム国立公園へ行ってみましょう。この広大な公園は 97 平方キロメートル。南インド最高峰のアナムディ山もあります。標高 2,695 m の頂上まで登るのもおすすめ。花が咲き乱れる丘を歩いていきます。特に、ニーラクリンジの花は 12 年に 1 度だけ咲き、紫と青い花のじゅうたんが丘を覆い尽くすさまは圧巻。次に咲くのは 2018 年です。
エラヴィクラム国立公園は、鳥や蝶、ゾウやイノシシ、ノスリ、ワシなどの哺乳類の楽園です。インドのこの地方の固有種である山羊のニルギリタールも生息。絶滅危惧種に指定されている動物です。
歩かないでムンナールの美しい自然を見たければ、ゾウ サファリがおすすめ。カーメラジリ エレファント パークでは、ゾウに乗って谷や森、丘を巡ることができます。
ムンナールから 15 km 離れたエコー ポイントにも行ってみましょう。湖畔にあり、その名の通り、山びこが反響する場所です。ヤッホーと叫んでみては。周囲の丘からこだまが返ってきます。
ムンナールでは 19 世紀後半からお茶が栽培されており、街の中にも近郊にもたくさんの茶園があります。コールクムライ茶園は、世界で最も高地にある茶畑の 1 つとされています。工場を訪れて、お茶の製造工程を見学してみましょう。ティー テースティング センターでは、いろいろな品種の香りや風味の違いが楽しめます。
この丘の街から最も近い主要空港は、コーチンの街にあるコーチン国際空港。110 km 離れていて、バスで約 4 時間かかります。宿泊施設は、ホテル、ゲスト ハウス、リゾートなどさまざま。ムンナールで、山の景色と野生生物に囲まれて、楽しい休暇を過ごしましょう。