ナラニ ナチュラル アクアリウムは20 年以上、絶滅の危機にあるウミガメを保護する活動を続けています。ウミガメは美しい模様の甲羅や独特な味の肉を目当てに捕獲が続いていました。この施設は地元住民によって運営され、この優雅な生き物を助けながら、保護活動の長期的成果につなげるための教育活動もしています。日帰りで訪れてもよいですし、ボランティアとして長期滞在することもできます。
ナラニ ウミガメ保全池としても知られるこの施設は自然のサンゴ礁ラグーンの中心にあり、ヌングイ近くの灯台の隣に位置します。1993 年に地元の文化的 NPO 団体、Eco + Culture NGO がヌングイの村民と一緒に保護活動の運営を始めました。水槽とプールの中にはふ化したばかりの本当に小さな子ガメが何百匹といます。ラグーンでは成長したウミガメが見られます。
毎年、チームはこうした絶滅の危機にあるウミガメを助け、地元の漁師の網にかかったウミガメを渡してもらうために奨励金を設けています。ラグーンはインド洋につながっていますが、部分的にサンゴ礁の小さな岩場によって隔てられています。木造プラットフォームに立ってラグーンを眺め、お腹を空かせたウミガメに海藻を与える仕事を手伝いましょう。時にはラグーンでウミガメと一緒に泳げるチャンスもあります。2 月に訪れると、近くのヌングイ ビーチでウミガメを放流する喜びの瞬間に立ち会えます。
ボランティアとしてチームに加わって 1 か月以上滞在することもできます。ボランティアはビーチの清掃や海藻集めをして、ウミガメをきれいに洗ってあげたり、ツアー ガイドをしたりします。宿泊費と運営費を払う必要があり、その一部はこの団体と地域の支援に使用されます。
ザンジバル島北端に位置するヌングイへはストーン タウンから車で約 1 時間です。灯台近くのナラニ ナチュラル アクアリウムへは歩いて行けます。毎日午前中から夕方まで開館しており、満潮の 2 時間前に行くとラグーンの水が最も透んでいます。入館料は有料です。また、保護活動チームを支援するためぜひ募金にもご協力を。