ミチョアカン観光ガイド

旅行ガイド
モレリア大聖堂 フィーチャー ストリート シーン と 教会あるいは大聖堂
太平洋の大海原に面したミチョアカン州。古くからの風習やお祭りなど、現地の伝統が色濃く残ります。まるで渡り鳥のように移動するオオカバマダラという蝶の姿は、思わず圧倒されるほど。

風光明媚な州として知られるミチョアカン。東は山に囲まれ、西には太平洋沿いに美しい海岸が広がります。内陸部は農業が盛んで、中でもトロピカル フルーツの生産と畜産業が有名です。歴史地区に足を運び、タラスコ文化の世界に触れてみましょう。ここは豊かな自然も魅力の 1 つ。のどかな湖やみずみずしい緑が茂る森林、堂々とそびえる火山で大自然のパワーを浴びましょう。この地区の最大の見どころは、年に 1 度冬に訪れる蝶の渡り。数百万匹にも上るオオカバマダラが羽ばたき、緑茂る山に集まります。

州都のモレリアは、洗練された雰囲気が漂う中心街です。コロニアル時代の美しい建築物が宝石のように散りばめられ、深い歴史を感じさせます。壮麗なモレリア大聖堂を眺めたら、ラ カサ デ ラス アルテサニアスの民芸品市を見て周って。アボカドの生産拠点でもある都市ウルアパンには、可愛い建物が立ち並び、見ているだけでも心華やぎます。碁盤の目のように整備された通りは、コロニアル時代を感じさせる美しさ。市内から 15 分ほど歩くと現れるのはバランカ デル クパティツイオ国立公園。熱帯植物や滝が散らばる自然豊かな園内を、鳥や蝶が自由に舞い遊びます。

海も大満喫できるのがミチョアカンの魅力。水着を着たら、さっそく太平洋の海岸に出掛けましょう ! 中でも一押しのビーチはラサロ カルデナスとサン ファン デ アリマ。ともに広々とした綺麗な砂浜が自慢です。

湖の上に浮かぶ魅惑的な街パツクァロでは、タラスコ文化の世界に触れてみましょう。パツクァロの風景は多彩で、湖を囲むように広がる街や、緑に覆われた山の中に横たわるエリアなどさまざま。街歩きを楽しみながら、タラスコ族の文化や言語を学んでみましょう。

広大な針葉樹林が生い茂るシタクアロは、壮大な渡りを見せる蝶のオオカバマダラが越冬をする場でもあります。10 月から 3 月にかけてシタクアロを訪れると、北アメリカ大陸から渡ってきた約 2,000 万匹のオオカバマダラを目にすることができます。渡りの最盛期には、派手な黒とオレンジの羽を持つこの蝶で山は覆われ、木々の緑がぼんやりとしてしまうほどです。蝶を観察するのに絶好のスポットといえばモナーク蝶生物圏保護区。ミチョアカンを代表する蝶を一目見に、ぜひ足を運びましょう。

ミチョアカンまでのアクセスには、フランシスコ ムヒカ将軍国際空港か現地のバスをご利用ください。都心ではタクシーも多く運行しています。ミチョアカンへの旅は 11 月初旬がおすすめ。この時期に、パツクアロ湖の周辺では精霊の夜と呼ばれる祭典が盛大に催されます。