トスカーナ地方の美しい街、マッサ マリッティマ。長い歴史を持つこの街では、数千年前から鉱業が行われていました。古い教会や史跡を訪れ、地下の施設で採掘の歴史を学びましょう。
中世の趣が今も残る旧市街には、マッサ マリッティマの重要な歴史的見どころがいくつもあります。13 世紀の美しい教会、サン チェルボーネ大聖堂もその 1 つ。風格のある大理石のファサードは、ロマネスク ゴシック様式のものです。3 つに別れた身廊を見て回りながら、15 世紀のフレスコ画などの宗教芸術をじっくりと鑑賞しましょう。
次は、大聖堂から広場を横切ってポデスタ宮殿へ。現在は考古学博物館となっている建物です。ここには、エトルリア文明の陶器や副葬品など、この地域で発掘された出土品が展示されています。博物館の近くには、かつて街の水道設備として使われていたフォンティ デル アボンダンツァがあります。見どころはフレスコ画。葉の代わりに男性器が描かれている箇所に注目しましょう。
新市街に向かう途中にも、シエナ要塞やカンデリエーレの塔などの古い建造物を多数見かけるでしょう。このような高い塔は一般に開放されているので、登って街の雄大な景色を一望することもできます。。
マッサ マリッティマ鉱山博物館は、この街の鉱業の歴史を知るのにうってつけの場所です。採掘現場を再現した地下トンネルを歩きながら、採掘技術について学ぶことができます。第二次世界大戦中は、これらの地下トンネルが防空壕として利用されました。
毎年 5 月と 8 月に行われるバレストロ デル ジリファルコは、この街伝統の祭り。15 世紀の装束に身を包んだ人々が、当時の石弓のレプリカを使って技を競います。
マッサ マリッティマは、グロッセート県に位置する街です。フィレンツェから南西に 118 km、ピサからは南東に 131 km の場所です。どちらにも国際空港があるので、飛行機でのアクセスに便利です。空港からはレンタカーや公共交通機関で。マッサ マリッティマ市内は、徒歩で回るかバスを利用します。バスは街の大部分のエリアに停車するので便利です。