ロンドン交通博物館は、由緒あるこの都市の交通の発展をたどることのできる面白い複合施設です。馬車からロンドン地下鉄まで、この博物館は、家族全員で楽しめるインタラクティブ展示が充実しています。博物館に入ると、上海、ニューデリー、東京、パリ、ニューヨークの交通機関の地図が出迎えてくれます。各都市の交通の様子を見た後、ロンドンの交通網の世界へと誘われます。
エレベーターで 3 階に上がると、19 世紀のロンドンの交通が紹介されています。ロンドンで最初に営業が許可されたセダンチェアの模型が展示されています。かごのような乗り物で、小さな窓付きの箱の両側に付いている長い棒を担ぎ手が持ち上げることで、人を 1 人運ぶことができました。
鮮やかな花柄デザインが施された乗合馬車など、昔の交通手段は見応えたっぷりです。1800 年代初頭にロンドン橋からグリニッジまで開通したロンドン初の旅客鉄道についても学べます。
2 階に下りると、ロンドン地下鉄の成り立ちが分かります。蒸気機関や木製の客車、交通機関の変遷について紹介されています。古いポスターや地図が過ぎ去りし時代のノスタルジーをかき立てます。
子どもたちは遊び場で小型車両に乗り込み、鉄道模型を組み立てることができます。幼児も積み木をしたり、手で触れたりする仕掛けで楽しく遊ぶことができます。
ミュージアムショップには、ギフトや本などのお土産が並んでいます。コヴェントガーデンのビクトリア朝のフラワーマーケットの入り口だったところにショップがあります。
博物館は、朝から夕方まで毎日開館しています。入場は有料。チケットは 1 年間有効です。18 歳未満は入場無料。ただし、12 歳未満は大人が同伴する必要があります。
ロンドン西部のアクトンに博物館の車庫があり、交通に関する 32 万点を超すコレクションが収蔵されています。アクトンの車庫は営業時間が異なりますので、公式ウェブサイトのスケジュールを確認してください。
ロンドン交通博物館は、ロンドンのウエストエンドに位置するコヴェントガーデン内にあります。地下鉄のコヴェントガーデン駅、レスタースクエア駅、テンプル駅で下車します。博物館見学後は、ライセウム劇場、ロイヤルオペラハウス、サマセットハウスにも立ち寄りましょう。