バスティーユの丘にあるジャルダン ドゥ ヴィルは、17 世紀にはレディギエール公が所有していた歴史ある庭園で、現在は 5 日にわたる音楽の祭典が開かれるようになっています。
この主要な祭典のほかにも、夏の間は小規模なイベントが数多く開かれます。いつでも、市内散策中に少し休憩するのにもってこいのスポットです。1.6 ヘクタール (4 エーカー) の園内に点在する木陰の静かなベンチに腰かけてみませんか。庭園のいくつかのエリアを散策して歩きましょう。ヤシ、オレンジ、プラタナス、クリなどの木々が生い茂り、カラフルな季節の花々が彩りを添えます。
散策しながら、トランの噴水のブロンズ像を探しましょう。この像は 1878 年に地元の彫刻家ユルバン・バッセが制作したものです。噴水は、一人の青年が水がめを肩の上に持ち、中身を空にするため水を捨てている場面を描いています。
オテル ド レディギエールの正面にあるバラ園も見に行きましょう。オテル ド レディギエールは、もともと武将フランソワ・ド・レディギエールのために建てられました。後にドーフィネ州の行政本部が置かれ、1967 年まではグルノーブルの市庁舎として使用されていました。そして1970 年代に博物館および図書館となったのです。
現在はメゾン ド リンテルナシオナル (インターナショナル ハウス) になっています。この機関は、グルノーブルの国際的なイメージを強化することを目的に設立されています。建物の中には、海外提携先や地域でのイベントが載ったパンフレットがあります。この機関は観光客というよりも外国人居住者向けですが、地元でのアクティビティなど役立つ情報が見つかるかもしれません。
美しい庭園は、人気の高い音楽フェスティバル「ラ キャバレー フラッペ」が開催される 7 月に活気づきます。このフェスティバルでは、グルノーブル内外で多数のコンサートが開かれます。ジャルダン ドゥ ヴィルの野外ステージで無料のショーが行われることもあります。毎年 5 万人がこのフェスティバルに訪れ、コンサート以外にもゲームや朗読などが楽しめます。
ジャルダン ドゥ ヴィルは年中無休で入場無料です。この庭園はダウンタウンにあり、トラムの A 線または B 線がご利用いただけます。
