街角に立つ赤レンガが印象的なハイド パーク ピクチャー ハウス。地元の学生や映画好きに愛されている映画館です。趣ある館内では、独立系の映画を上映しています。
ハイド パーク ピクチャー ハウスが最初に建てられたのは 1914 年のこと。8 月に第一次世界大戦が勃発しましたが、同じ年の 11 月にこの映画館がオープンしました。こけら落としは、無声映画の「ゼア オンリー サン」。1920 年代に入ると、トーキーが上映されるようになりました。地元の古くからの映画ファンなら誰でも、1989 年の騒動を覚えているでしょう。映画館は閉館の危機に陥りましたが、最終的にリーズ市議会によって救済されました。
オープン以来、映画館のオーナーたちは、ここがリーズで最も居心地のよい映画館であると公言してきました。ぜひチケットを買って確かめてみましょう。スクリーンは 1 つしかないので、上映されるのは一度に 1 本だけ。大衆向けの映画から、インディーズのアートシアター系映画、ボリウッド作品までさまざまな作品が上映されます。
特別なイベントが開催されることもあるので、要チェック。トークショーや Q&A セッション、特別上映など、さまざまなイベントが行われます。赤ちゃん連れでも楽しめる上映会や、レイトショーも行われています。
館内に入る前に、建物の外観にも注目しましょう。屋根がダッチゲーブルと呼ばれる曲線を持った破風で飾られています。
館内は、テレビ番組や映画のロケ地として使われたことがあります。ホールの座席数は 275 席。ヘディングリーの閉館された映画館で使われていたヴィクトリア 8 という映写機を使用しています。バルコニー席にも注目。近年の映画館では見られない貴重なものです。
ハイド パーク ピクチャー ハウスは、リーズのハイドパーク地区に位置しています。リーズは、イングランドのウェストヨークシャー地方にある街です。ハイド パーク ピクチャー ハウスに行くには、リーズ中心部からバスを利用するか、鉄道のバーリーパーク駅で下車。駅から徒歩 10 分弱の場所にあります。