見事に復元された広島城。その天守閣は、広島城や中世の歴史を紹介する博物館になっています。
1591 年に建てられた広島城。1945 年に落とされた原子爆弾によって破壊されました。現在の姿は、安土桃山時代の元の城を忠実に再現したもの。天守閣は博物館になっており、上層階にある展望台からは、城の敷地や堀、街の風景を見渡せます。時間をかけて見学し、初期近世城郭の代表である広島城のことや、侍文化について学びましょう。
5 階建ての天守閣。どの方角から見ても素晴らしい姿をしています。元々の城を忠実に再現した現在の城。下見板張りは伝統的な建築技法です。表御門を入るとそこは二の丸。そこには再建された、平櫓、多聞櫓、太鼓櫓があります。そして、堀を渡るとそこは本丸下段。ここには広島護国神社があります。
博物館になっている天守閣に入りましょう。ここには、広島城や日本の城全般に関する史料などが展示されています。戦国時代には地形を利用して守りを固めた「山城」が主流でしたが、世の中が安定してくると、平野に造る「近世城郭」が主流になっていきました。その初期の代表的な城が広島城です。そういった城のことや、侍文化などについて学ぶことができます。
天守閣の最上階に行ってみましょう。城の敷地内の様子や遠くの街並みを見渡すことができます。春は特にきれい。堀の周りに植えられた桜の木が一斉に開花します。
広島城は、路面電車の紙屋町西駅か紙屋町東駅から徒歩 15 分。広島平和記念公園からも、徒歩 15 分弱です。また、広島城から縮景園へ行くには、東に向かって歩けば 10 分で到着します。
広島城の敷地に入るだけなら無料。天守閣に入るには料金が必要です。天守閣と二の丸は、年末の数日間だけ休みになります。