ガイドツアーでフォート セント ピーターの長いトンネルを歩き、この遺跡の長く興味深い歴史に耳を傾けましょう。井戸の秘密や、『三銃士』のダルタニャンとこの遺跡にどんなつながりがあるかがわかります。堂々たる大砲のそばで足を止めて、壁や堀に残る、かつての戦いによる弾痕を探してみましょう。とりでの最上部は、マーストリヒトの素晴らしい眺めを堪能できる最高の場所のひとつです。
フォート セント ピーターの歴史は 1702 年に遡ります。当時この要塞を指揮したのはダニエル ヴォルフ バロン ドプフでした。マース川よりかなり高い位置にあるため、オランダ南部の都市マーストリヒトにとって最も重要な地点のひとつであり、印象に残る要塞です。2007 年の修復は本物の遺跡らしい外観を取り戻すことが目的でした。
とりでの中を見学するにはガイドツアーに申し込む必要があります。毎日催行されている英語によるガイドツアーは、マーストリヒト観光案内所で予約できます。このとりでとセント ピータースベルグ (セント ピーターの丘) の洞窟を結ぶ秘密のトンネルのことがわかります。とりで内にある井戸は水とともに軍隊をもたらしました。
この場所で起こった戦闘にまつわる興味深い逸話が聞けるでしょう。そうした話が実話であるという証拠がとりでのまわりに散在しています。大砲、野砲、臼砲が並んでいるのを見ると、とりでの主な防御力がわかるでしょう。ガイドの後からとりでの最上部まで登ると、マーストリヒトを越える場所まで見渡せる素晴らしい眺めが待っています。想像してみましょう。足元に頑丈な石の壁があるとはいえ、侵略者から町を守る兵士だったらどんな気持ちになるでしょうか。1673 年の包囲戦の折、フランスからやってきた征服者ルイ 14 世はセント ピータースベルグから町と要塞に砲撃を加えました。
フォート セント ピーターはマーストリヒトの南部にあり、繁華街から車ですぐの距離です。ツアーは約 1 時間で、少額ですが有料です。車椅子で行くことはできないので注意してください。
