トルコ地中海沿岸のフェティエは自然に守られた湾に位置しており、古代都市テルメッソスがあった場所だといわれています。豊かな歴史に彩られ、海辺の拠点としてコスモポリタンの気風が漂う都市です。紀元前 400 年に遡る古代リュキアのサルコファガス (石棺)、洞窟の墓所、修道院の遺跡などが見どころです。フェティエのビーチで泳いだり、湾内を船で巡って人目につかない場所にある島々、洞窟、ラグーンを見つけたりしましょう。
フェティエの繁華街を歩いて火曜日のファーマーズ マーケットに行くと、新鮮な地元産の野菜や果物、布地、カーペットなどを買うことができます。フェティエの大通りを港まで歩けば古代ローマの円形競技場が見えてきます。左手にはカフェとレストランが立ち並ぶ旧市街、パスパトゥルがあります。カフェに入り、トルコのペストリーとホットコーヒーを味わいましょう。
リュキアで最も重要といわれた都市の遺跡がフェティエの至る所に点在しています。石彫りのサルコファガスだけが残された古代都市の遺跡は 1958 年の地震で完全に崩壊しました。保存状態がよいサルコファガスは大通りに位置するガバナーの庭園と、フェティエ南部の崖へと続く上り坂にあります。
南の崖の岩にはアミュンタス ロック トゥームスが彫り込まれています。そのまま石畳の道を進んで森を抜けると、8 km (4.9 マイル) 南にはゴーストタウンのカヤキョイがあります。また、車で 14.9 マイル (24 km) 行った場所には、2,500年前のカドヤンガ古代都市の遺跡があります。
町の北西部にある海岸のカリス ビーチは家族で楽しめるビーチで夕日の眺めも最高です。テケ半島にある息をのむ美しさのサクルケント峡谷は車で 1 時間弱の距離です。
チャーター クルーズやギュレット (木製のヨット) で入り江を巡る船旅もおすすめです。12 の島やオルデニズのブルー ラグーン ビーチに行くことができます。
フェティエまではマルマリスやアンタルヤからのクルーズがあ利用できます。ギリシャのロードス島からカタマラン船に乗るのもよいでしょう。この地方の主な町とは湾岸道路、山岳道路で連絡しています。最寄りのダラマン空港までは車で約 1 時間の距離です。移動にはレンタカーがおすすめです。フェティエは夏に猛烈な暑さになることあるので、屋外の観光は春か秋がベストシーズンです。