ソルト レイク タバナクルは、建築物として素晴らしい、ドームの形をした公会堂。モルモン タバナクル合唱団の本拠地になっています。1800 年代の中頃に設計されたソルト レイク タバナクル。7,000 人を収容でき、音響効果も優れています。ぜひコンサートに参加し、この大きな建物に反響する素晴らしい音を楽しんでください。タバナクルの設計はとても革新的。橋梁工学の技術を応用して巨大なドーム型屋根を支えています。
76 m の長さのあるタバナクルの周りを回ってみましょう。違う角度から見ると新たな発見があるかもしれません。歩いて行くと、アルミニウムのドームを支えるレンガの柱がいくつもいくつも続きます。ドームの東側にさしかかると、ピカピカの金属ドームに空とソルト レイク寺院の尖頭が映る様子が見えてきます。独創的な工法で支えるこの建物のドーム。通常、橋に使うラチストラスという工法が採用されています。
では、内部に入ってみましょう。スタッフがにこやかに出迎えてくれます。長さ 52 m もある広々としたホールに、数多くの座席が並び、合唱団用の場所とバルコニー席も見えます。建物の西端には説教壇と巨大なパイプ オルガンが。このオルガンには 11,623 本のパイプが使われ、正面から見ると素晴らしい木彫装飾が施されています。ぜひ、オルガン リサイタルやモルモン タバナクル合唱団と専属のオーケストラのコンサートに参加しましょう。タバナクルの音響効果は抜群。説教壇にピンを落とした音が、反対側の端の席で聞こえるほど優れた音響だともいわれています。
ソルト レイク タバナクルは、ソルト レイク シティのダウンタウンにあるテンプル スクエアの見どころの 1 つ。車椅子でのアクセスも可能で、年中無休です。ぜひ、訪れてその見事な建築を鑑賞しましょう。もちろん建物を見るのは無料です。また、日中の無料オルガン リサイタルや、木曜日の夜に行われるモルモン タバナクル合唱団の無料リハーサルも聴きに行きましょう。水曜日の夜に行われるベル演奏のリハーサルもおすすめです。タバナクルもテンプル スクエアも、公共バスやライトレールで簡単に行くことができます。駐車場は近くの LDS カンファレンス センターにあります。また、テンプル スクエア近辺には他にもたくさん駐車場があります。