サルヴァドールの現代美術館にはブラジル内外の作品が集まっています。新進気鋭のアーティストの作品も、世界的に有名な芸術家の作品も見ることができます。アーティストの作業場をのぞいたり、ジャズ コンサートを聴いたりする楽しみ方もおすすめ。美術館の建物は、イタリア系ブラジル人建築家のリナ ボ バルディによって設計されました。バルディは、ソラール ド ウニャオと呼ばれていた海沿いに建つ 17 世紀の建物を文化センターに変身させたのです。
植民地時代のこの建物内を見て回ることから始めましょう。ここには、ブラジルを代表する近代アーティストの作品が 1,000 点収蔵されています。中でも、デジャニラ ダ モッタ エ シルヴァ、ルーベン ヴァレンティン、タルシラ ド アマラルの作品に注目。国外の美術館の作品を展示する巡回展のスペースもあります。過去には、フランシスコ デ ゴヤやパブロ ピカソの作品展が開催されています。
礼拝堂では、視聴覚作品、絵画や彫刻の展示などさまざまなジャンルの企画展を行っています。アーティストがいる工房をのぞくと、ドローイングやペインティング、彫刻のコースに参加している生徒たちの姿を見られるでしょう。
礼拝堂の右手を降りていくと、海を見渡せる展望台に出ます。目の前にトードス オス サントス湾が一面に広がる絶景ポイントです。マリーナに出入りする船や、貧民街のガンボア地区の色彩豊かな街並みが目を楽しませるでしょう。晴れた日には、イタパリカ島の姿が見えるかもしれません。夕方頃に行って、すばらしい夕焼けを楽しむのもおすすめです。
夕日を楽しむなら、美術館のレストランもおすすめスポット。美しい景色を楽しみながら、バイーア州の郷土料理や飲み物を試してみてはいかがでしょう。土曜の夜には、屋外でジャム ノ MAM というジャズ イベントが行われ、ジャズ バンドによる演奏を聴くことができます。
現代美術館はドイス デ ジューリョ地区にあります。サルヴァドールの歴史地区から車でおよそ 15 分の場所です。交通手段は、タクシーが最も便利。レンタカーで行く場合は、施設の敷地内に駐車場があります。
現代美術館は火曜日から日曜日まで開館しており、入館は無料です。ただし、ジャズ コンサートは有料。ジャム ノ MAM の詳細は、公式ウェブサイトでご確認ください。