本物の B-52 爆撃機、スピットファイアのレプリカ、ベトナム戦争で使用されたヘリコプター。これらはこのダーウィンの民間と軍用の飛行機博物館の目玉の一部です。

子どもから大人まで、飛行機好きの方なら、オーストラリアンアビエーションヘリテージセンターで想像を駆け巡らせることができるでしょう。この博物館は飛行機の歴史やダーウィンにおける戦時中の体験などについての興味深い物語をテーマとしていますが、訪れた多くの人の最大の関心を引くのは、展示されている 18 機の民間機と軍用機です。少し立ち止まって、B-52 爆撃機をよく見てみましょう。この特別な飛行機は、米国国外で一般公開されているわずか 2 機のうちの１機です。これは第二次大戦の間、この市が果たした役割に対して米国からダーウィンに贈られたものです。ダーウィン空港の滑走路は他の空港よりも長いため、B-52 機は最大重量で離陸することができます。今でも時々、B-52 機は訓練ミッションでダーウィンにやってきます。スピットファイアのレプリカとエイボンセイブルも展示されています。ベトナム戦争時に就役し、その後米国の平和維持活動で使用された型式、ヒューイコブラヘリコプターもご覧ください。展示されている F-111 も、ベトナムの戦闘でその最後の役目を終えたものです。こうした飛行機全機には、その背景や飛行機の持つ能力に関する情報が添えられています。三菱ゼロ戦の残骸を見学し、その興味深い歴史を学びましょう。ゼロ戦は、1942 年の最初のダーウィン爆撃時に撃ち落とされましたが、搭乗していた日本人パイロットは生き残り、戦争捕虜としてカウラに連行されました。彼は、最後には 1944 年にそこでおきた悪名高い捕虜収容所からの脱走事件で命を落としました。彼の戦闘機は真珠湾攻撃でも使用されていました。帰国してからも真剣に学びたいとお考えなら、博物館のギフトショップに航空やノーザンテリトリーの歴史に関する本やビデオがたくさん並んでいますのでご覧ください。このお店は飲み物も置いていますので、次の展示に移る前にここで一息つくことができます。オーストラリアンアビエーションヘリテージセンターは、スチュワートハイウェイ上に位置しており、ダーウィン中心部から 8km (5 マイル) ほどです。バスで簡単に行くことができます。バスは市の中心部から出ています。