ジャイプールの王族が暮らすシティ パレスの贅沢な造りには驚くばかりです。広大な敷地には人目を引く門と、居心地のよい中庭があり、展示区画はマハラジャ サワイ マン シン 2 世博物館の一部になっています。
18 世紀にサワイ ジャイ シンにより建設されたこの宮殿は、外の世界から王族を切り離して保護するように設計されています。敷地内を散策すると、ヒンズーのラージプート様式とイスラムのムガール様式が独特な形で融合されていることが分かります。
宮殿はヴィレンドラ門、ウダイ門、トリポリア門の 3 つの門で守られています。トリポリア門は王族専用なので、見学者は残りの 2 つの門から入場します。門を抜けるときは、ぜひ装飾の施された大きなアーチを眺めてみてください。
まずはムバーラク マハルを訪れてみて。「吉兆の宮殿」を意味する名前の通り、神々しい美しさを称えた建物です。ラージプートとヨーロッパの建築モチーフを組み合わせ、文様で装飾した外観はとても印象的です。建物に入ると、サリーや染め物、繊細なパシュミナを展示する博物館があります。
次はチャンドラ マハルへと歩みを進めましょう。赤砂岩で造られた 7 階建ての宮殿です。ファサードには花の文様が施され、大広間には絵画や鏡が飾られています。上階は王家の住居のため非公開ですが、1 階は自由に見学できます。ここでは絨毯のコレクションと保存状態のよい写本が展示されています。
チャンドラ マハルに面した贅沢な中庭ピタム ニワス チョウクで一息つきましょう。それぞれの門を飾るクジャクのモチーフをじっくりと鑑賞しましょう。ヒンズー教の神ヴィシヌのシンボルがあるので、探してみてください。
他にも、ディワニカース (貴賓接見の間) には銀のコレションが展示され、かつて王族の女性たちが暮らしたマハラニ宮殿にはフレスコ画と武器が展示されています。
英国の遺物が展示されているバージ カーナ館や、豪華な金箔張り天井があるガバインド デヴ ジ寺院もお見逃しなく。
ジャイプール中心部の北東に位置するシティ パレスへは、バスまたはリクシャをご利用ください。毎日開館しており、入場料がかかります。観光案内業者が催行するガイド付きツアーも利用できます。