ムルジェ高原の丘に立つチステルニーノ。海抜約 396 m の街には、古い教会や歴史的建物、白しっくい塗りの家が通りに並んでいます。何世紀も昔の宮殿や教会を見学したり、近郊の田園地方を巡ったり。街に数多くある精肉店で肉を焼いてもらう楽しみも待っています。
観光客の多くが最初に立ち寄るのは、チステルニーノの旧市街の中心。狭い路地をぶらぶら歩きながら、ゼラニウムやブーゲンビリアが軒先に飾られた白壁の家々を通り過ぎていきます。総督邸は 16 世紀の美しいバロック様式の建物。エレガントなファサードが目を引く司教邸も 16 世紀のものです。建設を命じた司教の紋章が一部損傷しているのも特徴の 1 つです。
街の中央広場であるヴィットリオ エマヌエーレ広場には、19 世紀の時計塔があります。その他、かつて街の古い防御壁の一部だったノルマン スヴェーヴォの塔も見応え十分です。
イタリアに数ある田舎町と同様、チステルニーノにも行ってみたくなる教会がいくつもあります。サンタ ルチア教会は、17 世紀の 1 部屋からなる建物。16 世紀に建てられたサンタントーニオ教会では、古いフレスコ画が見どころ。サン ニコラ聖堂は 15 世紀の教会。素晴らしい芸術品の宝庫です。中でも、主祭壇にまつられている聖ニコラオスの木像は必見です。
この街には格式あるものからカジュアルなものまでレストランは数多くありますが、レストランに行かなくても十分食事を楽しめます。店内や通りにテーブル席がある肉屋が多いことで有名なチステルニーノ。注文すると買った肉を焼いてテーブル席まで持ってきてくれるのです。
チステルニーノは、バーリやブリンディジの空港から車で約 1 時間の場所。チステルニーノの街に滞在するなら、田園地方や海岸沿いまで足を延ばして美しい自然も堪能しましょう。野原や森をハイキングしたり、ビーチを満喫したりできます。