清水断崖は、台湾の中央山脈の最東端に位置します。崇德から和仁の間、21 km (13 マイル) を超える範囲に続き、高さは海抜 1,000 メートル (3,280 フィート) に達するところもある、自然の驚異です。
岩の年齢は、何百万年とも言われていますが、正確なところは定かではありません。台湾最古の岩山に数える地質学者もいます。
太平洋と断崖の狭い隙間を通る蘇花公路 (すふあこうろ) をドライブして、目を見張るような海岸の景色をお楽しみください。道路は、1874 年に清政府により建設され、後に膨大した交通量に対応するべく、数度の拡張工事が行われました。旧道は大型車の通行が禁じられていますが、部分的に徒歩または二輪車で通行することはできます。
蘇花公路を運転していると、途中、大理石と片岩を切り開いて作られたトンネルをいくつか通ります。最後のトンネルの手前にある路肩の駐車スペースに車を停め、絶景をお楽しみください。
崇德トンネルのすぐ北にある展望台を起点とするトレッキングコース、「崇德下海遊歩道」を歩くのもいいでしょう。岩の上を歩く短いコースですが、途中にこの地域の植物について書かれた標識がいくつかありますので、ご覧ください。
遊歩道の終わりに崇德海岸があります。ここから見る清水断崖は、特にきれいです。立霧溪と崇德三角洲も見えるでしょう。ただし、この海岸は遊泳禁止です。
清水断崖は、台湾東部、太魯閣国立公園の端にあります。台風の時期は、落石により蘇花公路が交通止めとなることがよくありますので、台風の季節を避けて旅の計画を立ててください。
花蓮発、崇德経由のバスが、海岸に沿った蘇花公路を短い距離ですが走ります。清水断崖とその周辺の散策をたっぷり楽むには、レンタカーまたはレンタルバイクをお勧めします。