17 世紀、オランダ人が建設した砦。伝統的な中国様式、様々な像、美しい庭園で知られています。
3 世紀を超える月日を目撃してきた赤嵌楼は、台湾でももっとも有名な建造物のひとつに数えられます。原名で「プロヴィンティア」とも呼ばれてるこの史跡は、像、池、美しい建物を含みます。
1653 年にオランダ人により築かれ、その後、明王朝、新王朝、日本軍など、複数の異なる所有者の手に渡りました。中国様式の 2 つの塔は、原初の砦の上に建てられたものです。砦は地震により崩壊してしまいました。横に回れば、今も部分的に残る建造当初のレンガを見ることができます。
敷地内に入るったら、まずは鄭成功に降伏するオランダ人の像をじっくりとご覧ください。17 世紀に、中国軍の指揮者、鄭成功にひれ伏したオランダ人の姿をとらえたものです。
最初に見える建物は、海神廟。19 世紀、プロヴィンティアの砦の南西の稜堡があった場所に造られました。外には 9 つの石碑が建っています。18 世紀の中国皇帝、乾隆により台南市に寄贈されたものです。建物内部に入り、鄭成功や、原初の砦に関する展示品を見ましょう。
2 番目の建物、文昌閣では、清朝の官吏制度について学べます。階段を上って 2 階へ行けば、魁星の祠があります。中国の神話によると、官吏の採用試験に失敗した者の命を奪った神様。今日では、学業や就職の神様とされています。
建物の外では、きれいに刈り込まれた芝生や池、滝などが楽しめます。大きな板を背負う 9 匹の亀の像もご覧ください。清王朝時代に造られたものです。
赤嵌楼は、台南の中西区にあります。台南駅からバスでアクセスできます。見学は毎日可能。入場料がかかります。