ボンネファンテン美術館に立ち寄って、オランダ有数の見事な現代美術コレクションを見て回りましょう。パリ派、ミニマリズムその他の芸術運動による作品はもちろん、2 階には古い時代の巨匠による作品も収められています。名画に加えて、ヨーロッパ各地から集められたさまざまな彫刻も展示されています。この美術館の印象的な建物は、マーストリヒトでも最高の建築のひとつとして広く知られています。
ボンネファンテン美術館の歴史は 1884 年に遡りますが、現在の場所に移転したのは 1995 年です。「ザ セラミック」と呼ばれるドーム型の凝った建物を設計したのは建築家のアルド ロッシです。この建物はマーストリヒトで最も印象的な現代建築のひとつです。この美術館の特色は現代美術と歴史的美術の双方で優れたコレクションを所蔵していることです。とはいえ、近年は現代美術作品の収集に力を入れています。
ルチアーノ ファブロ、ヤニス クネリス、ソル ルウィットといったアーティストによるコンセプチュアルアート、ミニマルアート、新表現主義の作品が常設展示されています。地元の現代美術作家に触れるなら、マーストリヒトのアートシーンを紹介するエリアに行きましょう。ビデオルームで短編フィルムを 1 ~ 2 本鑑賞することもできます。
2 階には古い時代の美術品が展示されています。14 ~ 15 世紀のイタリア絵画や、16 世紀のオランダ、フランドル絵画の名品が鑑賞できます。絵画のほかにも、大変素晴らしい中世の彫刻コレクションがあります。西ヨーロッパ各地から集められた祭壇彫刻や、象牙、アラバスター、木を彫って作られた貴重な品々は一見の価値があります。
最後は館内のモダンなカフェ「イパネマ」でオランダ流の軽食を楽しむか、または売店でこの美術館ならではの関連グッズを見て回り、美術館訪問をしめくくりましょう。
ボンネファンテン美術館はマース川沿いのセラミック通りにあります。繁華街から歩いて 15 分の距離で、バスが定期的に運行しています。敷地内には有料駐車場もあります。休館日は祝日を除く毎週月曜日です。入場料が必要です。