2 枚の構造プレートに沿って広がるシンクヴェトリル国立公園には、忘れがたい大自然が満ち溢れています。一番の見どころはシンクヴァトラヴァトン湖。地中を流れる熱い溶岩を冷やし、肥沃な土壌を産み出しています。このエリアはアイスランドの歴史において重要なスポットで、1,000 年前に既に政治活動が行われていました。自然愛好家なら、シラカバの林と珍しい植物に覆われた大地をトレッキングすることもできます。
まずはビジター センターへ。公園の全体像を頭に入れましょう。インフォメーション フィルムでこの地域の土壌について知識を深めてください。インタラクティブな展示では、詳細情報や園内の見どころをまとめた映像を見学できます。パークレンジャーが案内してくれる無料のガイドツアーもおすすめです。
テントを持参し、緑生い茂るなだらかな牧草地でキャンプに挑戦するのも良いでしょう。切り立った山脈を背景に広がる田園地帯では、最高の写真を撮影できます。獣道から人工の階段や石畳の遊歩道がある散策路まで、さまざまなウォーキング コースがあります。シルファやダヴィスグジャは、崖の合間に流れ落ちる滝と透明な水のプールで出来たダイビングスポット。カラフルな魚たちが泳ぐ水中へ飛び込みましょう !
シンクヴァトラヴァトン湖を訪れたら、周囲の間欠泉から立ち昇る蒸気を目撃できます。この湖はアイスランドで最大級の天然湖です。肥沃な土壌が広がり、150 種類以上もの植物が生い茂っています。
公園の名前は「議会の平野」という意味で、10 世紀に始まり、1798 年まで同地で総会が開催されていたことに因んでいます。1859 年建造の教会もお見逃しなく。内部には 17 世紀の説教壇が現存しています。
興味深い公園の地質学の歴史を学んでみましょう。厚い氷河が活火山を覆い、現在の尾根や山脈を形成しているのです。
入園料は無料ですが、魚釣りエリアは 1 日の利用料がかかります。ビジターセンターは、夏は毎日早朝から夕方まで、冬は週末のみ開館しています。
シンクヴェトリル国立公園へは、アイスランド南西部のクヴェラゲルジから北に車で 1 時間ほどです。空路の場合はレイキャビークの郊外にあるケプラヴィーク国際空港へ。レイキャビークから東に 40 分ほどドライブすると国立公園に到着します。定期バスも運行しています。