ビルラ マンディル寺院は、ハイデラバードの信仰の中心地であると同時に、すばらしい建築物としても知られています。2000 トンもの純白の大理石を使用して作られた寺院内にヒンドゥー教や仏教の神々をまつった祭壇を複数有する伝統的な場所でありながら、夜にはライトアップされるなどモダンな一面も併せ持つ魅力的な場所です。この寺院を訪れたら、隣接するビルラ科学博物館とビルラ プラネタリウムにも合わせて足を運びましょう。
ビルラ マンディル寺院が建立されたのは、1976 年のこと。「ビルラス」と呼ばれるある工業団体によって、祈りとめい想の場として建てられました。寺院に入るには、伝統的な南インド様式で建てられた、ラジャゴピュラムと呼ばれる塔の下をくぐります。まずは、お堂の上にそびえる、東インドで生まれたオリッサ建築様式を代表する立派な塔にご注目ください。寺院全体に使用されている白大理石は、インドの北西部にあるラージャスターン州から運び込まれました。
シヴァ神やガネーシャ神などの神々の像がそれぞれまつられた祭壇を、ぜひじっくりとご鑑賞ください。仏陀の神話が描かれた仏陀の祭壇も必見です。黒い御影石で作られた高さ 3.3 m (11 フィート) の大きなヴェンカテスワラ神の像も、思わず感嘆してしまう立派さです。
この寺院は丘の上に建っているため、眼下には絵のように美しいフセイン サガール湖が広がっています。夕方には、沈みゆく夕日を眺めながら鳥のさえずりや祈りの言葉に耳を傾け、のんびりとお過ごしください。ビルラ マンディル寺院には大抵の寺院にはある鐘がありません。そのため、静寂を壊すような音はほとんどしないため、静かな時間が流れています。日が暮れると寺院はライトアップされます。ぜひカメラを忘れずにお持ちください。
寺院を参拝したら、今度は隣のビルラ科学博物館にも訪れましょう。毎日天体ショーが英語で上映されるビルラ プラネタリウムで星について学んだり、1 億 6000 年前の化石など、貴重な考古学資料を観賞したりできる、楽しい施設です。寺院の北側にはハートの形をしたフセイン サガール湖が水をたたえています。
ビルラ マンディル寺院は毎日訪れることができます。参拝時間が決められており、1 回目は朝、2 回目は夕方から夜にかけてです。拝観料はかかりません。ハイデラバードを流れるムシ川の北岸のほとりに位置し、近くには 2 つの鉄道駅が、歩いて数分の場所にはコチ バス停留所があります。