堺の自転車博物館では、日本における自転車の歴史について学ぶことができます。自転車のパーツ製造を見学し、デザインの進化や時代を超えて愛されるレア モデルを見て楽しみましょう。
1992 年に建てられたこの博物館は、世界的にも知られる日本最大の自転車製造会社、シマノがスポンサーをしています。博物館がある堺一帯は、金属加工業が盛んなことで知られていた地域です。刀や刃物、作業用工具、銃が生産されていましが、1900 年代初頭に自転車が日本に上陸して以来、主に自転車製造が行われるようになりました。
入口ホールでは郷土史を学びながら、この広々としたショールームに展示されている工具、自転車、パーツアクセサリーなどを眺めることができます。自転車の歴史に関する短編映像を鑑賞したり、デザインの進化を時代を追ってたどることができます。初期のボーンシェーカー (背骨ゆすり) を間近で見ることも可能 ! 鉄製の車体と木製の車輪が乗りにくかったことから、こう呼ばれているそうです。
巨大な前輪が特徴的なこの ”ペニーファージング” タイプの自転車は、必見の一台です。他にも、1930 年に皇太子に献上された自転車が展示されています。
2 階には、世界最大の一輪車や、世界各国から集められた多数の自転車コレクションが飾られています。また、博物館の隣のギャラリー スペースには、毎年恒例シマノ・サイクル開発センターが主宰する子ども絵画コンクールの優秀作品が掲示されます。
博物館内の図書室では、自転車に関する書物やマニュアル、デザインなどの資料を探すことができます。3 階は、インタラクティブ ディスプレイ エリア。実際にステーショナリー バイクをこいだり、さまざまなブレーキのデザインを試したりしてみましょう。定期的に行われる特別イベントは、ボーンシェーカーのレプリカやその他の珍しい自転車に乗ることができるチャンス ! 訪問時期に予定されているイベント情報は事前に調べておきましょう。
自転車博物館サイクルセンターは堺市にあり、大阪からは電車で 1 時間です。同博物館は年中無休、有料です。見学後は、隣接する大仙公園に足を延ばしてください。休憩に最適な静かなスポットです。