バイエラー財団は、美術商 2 社から購入した 200 点の古典的モダニスト芸術作品をギャラリーに展示しています。このギャラリーにはガラス屋根、バロック風のヴィラ、魅力的な庭園が組み込まれたモダンな建物も建っています。古典となった傑作を一つひとつ丹念に眺め、静かな博物館の環境で安らぎのひと時を過ごしましょう。
世界中で過去 100 年間に製作された絵画、彫塑 (ちょうそ) から選んだ作品をゆっくり鑑賞しましょう。ほとんどは同時代の作品ですが、形式やテーマは実に多彩で、作品にもそれが現れています。アフリカ、オーストラリアなどの地域からは、驚きと感動が込みあがるような彫塑 (ちょうそ) 作品が集まっています。モダン アートの大家たちなど、一定のテーマに沿った特別展も好評です。
いかにも最新のビルらしく洗練された本館は、パリの薫陶を受けた建築家レンツォ・ピアノの作です。太陽光の色合いを変え、アート作品に新しい光を投げかけるガラス天井にご注目ください。モダニストの伝説となっているセザンヌ、ピカソ、マティスの作品もあります。創設者の 1 人、エルンスト・バイエラーの意思により、美術館全体が 1 つの階に収まっています。
館外南側には、手入れの行き届いた池があります。特別展は複合施設に隣接するベロワー公園か庭園かで開催されます。樹木の多い園内で気に入った木陰を選んで座り、本を開くか、美術館の展示作品の中で特に強く心を揺り動かされた作品を思うかして過ごしましょう。
この財団は 1980 年代に発足しましたが、美術館が開設されたのは 1997 年のことでした。この美術館は日曜、祝日も含め、毎日朝から夕方まで一般公開されており、水曜日は閉館時間が若干延長されます。入場料がかかりますが、団体と子どもには割引が適用されます。
バイエラー財団はドイツ国境に近い市街北東部にあり、お出掛けの際は市街中心部からシャトル バスをご利用ください。6.7 km (4 マイル) の道のりで、バスでもタクシーでも約 25 分かかります。路面電車を利用し、美術館に近いリーエン停留所で下車する方法もあります。