バンコクの中心部を通る賑やかなスクンビット。商業施設とエンターテイメントの充実した大通りです。活気あふれる歓楽街が近代的なショッピング モールの近くにあったり、自然いっぱいの公園が、青空市場や博物館に隣接していたり、多彩な表情を見せてくれます。見どころはスクンビットと、この大通りに交差するソイと呼ばれる道沿いに集まっています。スクンビット ロードは、バンコクのサイアムスクエアからカンボジア国境近くの街トラートまで延びています。
大通りは、現代的なショッピング モール、個人ブティック、一流ブランド店、ストリート マーケットなどが並び、まさに買い物天国といえます。歩道にはタイ ボクシングの衣装から、皮製品、ジュエリー、オーダーメードのスーツにいたるまで様々な商品を扱う屋台が並んでいます。ひとつひとつのぞきながら、そぞろ歩くと楽しいでしょう。行商人は値段を吹っかけてくることも多いので、値引きの交渉は忘れずに。エンポリアムやターミナル 21 などのショッピング モールでは、旅行者でもストレスなくショッピングを楽しめます。
博物館や文化センターでは、タイ文化について造詣を深めましょう。1 世紀以上も前に建てられた古いチーク材の家、カムティエンハウス博物館を訪ねてみましょう。タイ薬学歴史博物館では、タイの薬物史について学ぶことができます。国立科学教育センターには、色鮮やかな海洋生物、プラネタリム、インタラクティブな科学展示などがあります。
常に喧騒に満ちた街角を抜け出して、通り沿いにある公園で静かなひとときを過ごしてみましょう。ベンチャシリ公園には、観賞用の池や彫刻のコレクションがあります。かつてはタイのマッサージパーラー界の帝王で、物議をかもし出す政治家でもある人物が所有し、彼の名を冠したチュヴィット ガーデン。木立と噴水がある公園でおくつろぎください。花が咲き乱れるベンジャキティ公園の遊歩道を散歩するのもおすすめです。
食べ歩きとナイトライフは、スクンビットでのもう一つのハイライトです。ソイ カウボーイという路地やナナ プラザへ足を踏み入れると、悪名高いバンコクのキャバレーの様子を垣間見ることができます。ソイ 38 では、カオ ソイ (カレーとココナッツ味のスープ ヌードル) など典型的なタイの屋台料理を味わえます。ソイ 11 ではバーめぐりを、サイアム スクエアでは、ショッピングとエンターテイメントの両方をお楽しみいただけます。
スクンビット周辺の観光は、ほぼ定間隔に駅が設置されているスカイ トレインを利用すると簡単です。最寄りの地下鉄駅は、MRT スクンビットです。バスも大通り沿いを運行していますが、交通渋滞のため大幅に遅延することがあります。スクンビット通り北側のソイを囲むように流れるセン セーブ運河でボートに乗船するのもいいでしょう。