ムセオ デ アンティオキアは、メデジンの芸術家、アフェルナンド・ボテロとペドロ・ネル・ゴメスの作品を記念する役割を担っており、名を成し、地元の伝説となった 2 人の芸術家の傑作を、いくつもの常設展、特別展を通じて多数展示するとともに、この 2 人自身についても紹介しています。ワークショップに参加したり、併設ギフト ショップで買い物をしたりする楽しみもあります。
フェルナンド・ボテロの人生は、作品を参考するとよく分かります。ボテロの手になるでっぷりと太ったコミカルな彫塑像が美術館の外にあるボテロ プラザのあちこちに設置されています。このアーティストは、異次元の奇天烈 (きてれつ) な認識に基づいて人や動物の姿を描きます。館内には、画家本人が自分のコレクションから選択した彫塑像がさらに設置されており、ボテロ自身の個人的所蔵品から 100 点超を 12 室に分けて展示しています。ペドロ ネル ゴメスの部屋ではゴメスの人生とゴメスの名を広めた巨大な壁画作品群などの創作物について紹介しています。
ボテロとゴメス以外にもコロンビアの重要文化を伝える美術品が約 500 点あり、最古の作品は 200 年前より昔の製作です。写真や彫塑から絵画、漫画まで実に多彩で一見の価値があります。国内外の重要作品を集めた特別展も見ておきましょう。
英語の美術館ガイド ツアーも用意されていますが、電話予約が必要ですので、ご注意ください。1 階にあるギフト ショップのおすすめ品は、画材や所蔵作品のレプリカです。ひとしきりアートを堪能したら、気分を変え、近くのレストランでディナーに舌鼓を打ってはいかがでしょうか。
美術館の建物は、元パラシオ ムニシパル (市庁舎) です。少額の入場料がかかります。開館時間は通年、朝から午後遅くまでです。
ムセオ デ アンティオキアは、メデジン旧市街のボテロ彫塑公園の一角にあり、最寄りの地下鉄ベリオ パーク駅からは北に 2 ブロックですが、タクシーを捕まえやすい市街地からならタクシーも便利です。同じ地域にレストラン、カフェ、ホテル、大学があり、東へ数ブロック行った先では、壮麗な噴水とカテドラル メトロポリタナ (メトロポリタン大聖堂) のあるパルケ ボリバルが見つかります。