ピカソ美術館では、スペインが生み出した巨匠の絵画、彫刻、版画を鑑賞できます。ピカソがアンティーブに滞在した短い期間に制作した作品を中心に、絵画、素描、陶器が展示されています。13 世紀から 14 世紀に築かれた城砦を使った美術館の外には地中海の絶景が広がっています。
美術館を見学して、ピカソがコート ダジュールのこの地に滞在していた間に制作した作品の数々を鑑賞しましょう。美術館には他にも現代芸術が幅広くコレクションされています。ジョアン ミロ、ニコラ ド スタール、アンナ エヴァ ベルグマン、ハンス アルトゥングなど、20 世紀と 21 世紀の芸術家の作品が展示されています。
ピカソの有名な絵画としては、「山羊」や「浜辺の踊り」などがあります。これらの絵画から、1946 年にピカソがアンティーブに滞在していたときの様子を伺うことができます。ピカソの「生きる喜び」には、アンティーブのギリシャ ローマの遺産が感じられます。ピカソは城砦だった建物の 2 階にあった衛兵のホールをアトリエとして使いました。ここを去るにあたり、ピカソは数多くの絵画や素描を美術館に寄贈しました。
テラスにも出てみましょう。ジェルメーヌ リシエやジョアン ミロなど現代アーティストの彫刻が常設展示されています。テラスからはコート ダジュールの絶景が見渡せます。美術館のアトリエにはピカソの制作風景を撮影した写真も展示されています。ピカソの友人である写真家のミッシェル シマが撮ったものです。創作活動に精力的に取り組んでいる様子がよく分かり、ピカソの陽気な一面も知ることもできる貴重な記録となっています。
ピカソ美術館は月曜日休館。1 年中営業していますが、営業時間は季節によって異なるので、公式ウェブサイトを確認してください。ニース コート ダジュール空港からアンティーブまでは車で約 20 分。ピカソ美術館は、アンティーブの街の中心から歩いてすぐ。18 歳未満は入場料無料です。
ピカソ美術館では、ピカソがアンティーブで制作した作品を鑑賞できるのはもちろん、地中海とコート ダジュールの絶景も楽しめます。