アンティーブ大聖堂は、アンティーブの旧市街の中心に位置します。壮麗な入り口、内部の宗教的にも価値のある美しい文化財を見学できます。大聖堂は、無原罪の聖マリア教会とも呼ばれています。美しいコート ダジュールにたたずむこの見事な建物は、宗教の歴史の重みを感じさせます。イタリア風の淡紅色のファサードが印象的です。
見事な扉は、18 世紀にアンティーブの有名な彫刻家 Jacques Dolle が制作したものです。石畳の広場から色鮮やかなファサードをじっくり見てみましょう。このローマ カトリック大聖堂は、何世紀もの間に幾度も攻撃されては再建されました。この場所は元々アンティーブの司教が住んでいましたが、その後、グラースの司教が住むようになりました。今なお信仰の中心的存在であり続けるアンティーブ大聖堂は、重要な史跡でもあります。
16 世紀にルイ ブレアにより描かれた「ロザリオの聖母」の祭壇画は必見です。幼子のキリストがマリアに抱かれ、両脇に天使が描かれています。この聖母マリアの肖像画を囲むパネルは、ロザリオの 15 の謎を表しています。5 枚あるパネルにはそれぞれ苦痛、歓喜、栄光が描かれています。
アンティーブ大聖堂を見た後は、旧市街に行ってみましょう。歩いてすぐです。おいしいチーズ、新鮮な果物や野菜が売られています。午後になると、画家や彫刻家たちが作品を制作している様子を見ることができます。地元アーティストの絵を買ったり、ビンテージ物の服を探してみたりすることもできます。アンティーブ大聖堂はピカソ美術館のすぐ隣にあり、旧市街を一日見て回る際にぜひ立ち寄りたい場所です。建物の裏手にはコート ダジュールの美しい海が広がっています。
アンティーブ大聖堂は、ニースにあるコート ダジュール空港から 約 16 km。ニース駅からアンティーブまで鉄道も利用できます。車の場合は、大きなビーチの裏手または旧市街にメーター制の駐車場があります。駐車場から大聖堂までのんびり歩きましょう。
暑い季節でもアンティーブ大聖堂の中はひんやりしています。暑さから逃れて宗教美術を堪能してください。