現在の旧オペラ座は、第二次世界大戦時に破壊された旧オペラ座の建物を、1880 年の竣工当時のまま忠実に復元し、再建した建物です。周囲を歩いて、建物にふんだんに施された彫刻やバルコニー、円柱を鑑賞したり、この美しい会場でコンサートを楽しんだりしてみましょう。
かつて旧オペラ座は、50 年にわたり、ヨーロッパの一流歌劇団によるオペラを上演し、カール・オルフの有名なオペラ『カルミナ・ブラーナ』もここで初演されました。
第二次世界大戦中の空襲で、このオペラハウスは建物の外壁だけを残してほぼ全壊し、「ドイツ一美しい廃墟」と呼ばれていましたが、1981 年の再開後は、コンサート専用ホールとして活躍しています。現在、フランクフルトでのオペラ上演は、新設のフランクフルト歌劇場で行われています。
客席数 2500 席の旧オペラ座大ホールでは、ヨーロッパを代表するオーケストラの演奏が行われ、世界的に有名なベルリン フィルハーモニー管弦楽団やイギリスのアカデミー室内管弦楽団も定期的にコンサートを開催しているため、ぜひ席を予約してみてください。人気のミュージカル作品も上演されます。700 席のモーツァルト ホールでは、ソロ コンサートや室内楽団のコンサートもあるので、くつろいだ空間での演奏を聴きながら、落ち着いた時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか。チケットの購入方法や上演スケジュールは、旧オペラ座の公式ウェブサイトをご覧いただくか、チケット売り場に直接お問い合わせください。
旧オペラ座内部の見学のみを希望する場合は、ガイド付きの建物ツアーに参加することもできます。12 名から催行される有料ツアーです。
建物前の活気あふれる広場は、オペラ広場の名で親しまれており、夏の午後には、オペラ広場フェスティバルが開催されるので、散歩しながら見物してみましょう。
旧オペラ座へは、建物のすぐ隣にある U バーン駅か、すぐ近くの S バーン駅からが便利です。車で訪れる場合、徒歩 10 分ほどの距離にある駐車場が利用できます。6 つありますが、まずは旧オペラ座の北東にある駐車場を確認してみてください。