グアテマラ中部にある魅力的な街、コバン。雲霧林が生い茂る山間にあり、スペインやドイツからの入植者がくるまでは、マヤ人たちが暮らしていました。コーヒーを栽培している農園や色鮮やかなランの庭園を訪れてみましょう。何世紀にもわたるマヤの歴史を見学するのもおすすめ。コバンは、グアテマラの中央に位置するアルタ ベラパスの県都。自然の宝庫として知られるこの地域への玄関口です。
コバンの中心には、美しいセントラル ラ パス公園があり、徒歩圏内に見どころがいくつもあります。中央市場のメルカード セントラルをのぞいてみましょう。新鮮なコーヒー豆や香辛料、色とりどりの果物が店先に並んでいます。エル プリンシペ マヤ博物館には、先コロンブス期の衣装や宝石、陶器が展示されています。コーヒー農園の見学もおすすめ。サンタ マルガリータ農園では、美味しいコーヒーの淹れ方の実演が見られるほか、ベラパス産の豆で淹れたコーヒーを試飲できます。
街の中心から離れたところにあるラス ビクトリアス ナショナル パークは、遊歩道、子供の遊び場、ピクニック広場がある森林公園です。カルバリオ教会の屋上からは、街や周りの山々の景色が楽しめます。近くのカピージャ デ ラ エルミータ デ サント ドミンゴ グスマンも訪れてみましょう。コバンの守護聖人サント ドミンゴを祀る教会です。
セントラル ラ パス公園から歩いて 30 分の場所にビベロ ベロパスがあります。ここは 650 種ものランが栽培されている植物園。12 月には全国ラン フェスティバルが開かれます。別のラン庭園のガイド ツアーに参加したければ、オルキゴニアへ。ローカル バスでの移動がおすすめです。
コバンはグアテマラ シティから約 220 キロの位置にあり、長距離バスを利用するのが便利です。宿泊先は予算に合わせて選べます。カフェが多いので、地元産の豆を使ったコーヒーもぜひ味わってみましょう。7 月下旬には、ラビン アハウという祭りがあり、民族舞踊や伝統的な習慣が楽しめます。
車を借りて、自然の見どころがいっぱいのアルタ ベラパスへ。セムク チャンペイには、天然のプールや滝があり、泳ぐことができます。チセク近くには、エメラルド グリーンのセパラウ湖とボンビル ペクのシンクホール。自然の造形美に驚嘆するばかりです。カーボン川ではラフティングも楽しめます。これらの観光スポットは、コバンから車で 2 時間の場所にあり、ドライブ中は、車窓から山岳地帯の景色を堪能できます。市内の旅行会社で日帰りツアーに参加するのもおすすめです。