サラゴサは、アラゴン州の州都として州の人口の 75 % が集まる洗練された大都市でありながら、訪れる人を温かく迎え入れてくれる街です。広い大通りを散策して、シックなお店をのぞいたり、この地方最高級のタパスを楽しんだり。ムデハル様式の教会、ローマ時代の遺跡、ルネサンス様式の建物などに魅力的な歴史が垣間見え、この目まぐるしく動く現代的な都市に深みを与えています。
市内の観光名所に囲まれたピラール広場は、自然と市内観光の出発点になります。17 世紀に建てられた華やかなピラール聖母教会は、紀元 40 年に聖母マリアが現れたと言われる場所にあります。館内では、主祭壇の装飾衝立をご覧ください。雪花石膏で造られた、16 世紀のダミアン フォルメントの作品です。
広場の東側には、これも印象的なサルバドール大聖堂が建っています。ラ セオと呼ばれ、ゴシック様式の祭壇飾りから美しいムデハル様式のファサードまで、多彩な建築様式が混在する建物です。併設の美術館で、14 世紀から 17 世紀のタペストリーもぜひご覧ください。
セサル アウグスト通りには、かつてこの街を囲んでいたローマ城壁の遺跡として最長のものが残っています。ここの壁はわずか 80 m しか残っていませんが、1 世紀に建設された当時はサラゴサの周囲を 3,000 m 以上も囲んでいました。
アルハフェリア宮殿を見ずにサラゴサを去るなかれ。スペイン国内で最高級のムーア風宮殿と呼ばれています。11 世紀に建設された当時は、イスラム教の指導者のための宮殿として使われていました。精巧な花のモチーフや、ムデハル様式の見事な格間天井をじっくり見てください。
カエサラウグスタ劇場博物館で、見事に保存されているローマ時代の円形劇場を見学しましょう。巨大な 6,000 席の劇場を見学した後は、劇場とともに発掘された品々も併設の博物館で見てください。ローマ時代のヘアピンや演劇用の仮面などが展示されています。
エル トゥボ地区周辺の細い路地では、魅力的なストリート アートや上質のタパス バーを堪能できます。肉料理が中心の伝統的なたっぷりとしたアラゴン理料理を召し上がれ。
サラゴサはバルセロナから西へ 300 km に位置し、マドリードとバルセロナへは飛行機と高速列車の定期便でつながっています。