ル マンと言えば毎年恒例の 24 時間耐久レースが有名ですが、レースサーキットのほかにも見どころはいっぱい。中世の家屋や庭園、ローマ時代から残る城壁などの歴史的スポット、テーマパークも訪ねてみましょう。
ヴュー マンと呼ばれるル マンの旧市街は、その一部が 3 世紀に築かれたローマ時代の城壁に囲まれています。石段を上ると旧市街。石畳の道を下って中世の木造家屋が並ぶ通りを進むと、サン ジュリアン デュ マン大聖堂が現れます。フランス最大規模のこの大聖堂は 11 世紀から 15 世紀にかけて造られたもの。中には 13 世紀にシトー会修道院を建てた獅子心王の妻の墓があります。
ル マンが最もにぎわいを見せるのは、24 時間耐久レースが開催される 6 月の 1 週間。車とドライバーが限界に挑戦するレースを見るために、世界中からたくさんの人が訪れます。24 時間耐久レースの歴史を知るには、ルマン自動車博物館へ。レースファンならサン ニコラ地区もお見逃しなく。歴代の優勝ドライバーの手型と足型が入った銅板が並んでいます。
歴史とアートの街でもあるル マンには、文化的な観光スポットもたくさんあります。ヴェール博物館はル マンの自然史に関する資料を展示する自然歴史博物館。古代エジプトの遺物や絵画を収蔵するテッセ博物館を訪ねたり、レンヌ ベランジェール博物館で民俗芸術を鑑賞したりするのもおすすめです。
お子様連れなら、テーマパークPapea Parc へ。ウォーター スライダーやスリル満点のジェットコースターなど、存分に遊べるスポットです。Centre aquatique des Atlantides ではプールで水遊びもできます。
ル マンはパリの南西 209km に位置し、パリから列車で 1 時間足らず。車でもアクセスしやすい場所にあります。古代の建築物やカーレース、文化遺産を見た後は、足を延ばしてロワール渓谷を訪ねてみては。ル マン周辺に広がる田園地帯はハイキングやドライブにぴったりです。