サワロ国立公園は、世界有数の多肉多汁植物とされ、高々とそびえてアメリカの西部を象徴する植物、サワロ サボテンにちなんで名づけられました。この背が高い多肉植物は、15 m (50 フィート) にも達する場合、150 年以上持つ場合があります。
ソノラ砂漠内にあるこの公園は、ツーソンの街で分断されるリンコン山地域とツーソン山地域からなります。目立つ小道を合わせると 240 ㎞ (150 マイル) を超えます。砂漠の大地のハイキングやドライブでは、さまざまなサボテン、鳥類、砂漠性の動物に出会えるのも楽しみの 1 つ。
一日小道を散策したり、自然に分け入る長期間のトレッキングに乗り出したりしてみましょう。リンコン山地域にはサワロ サボテンが密生する「サボテンの森」があり有名です。サボテンの庭園を通り、遮るものがなく広々と開けた大地を通る散策道をたどってみましょう例えばデザート エコロジー トレイルは、きれいに舗装され、車いすでも通れる短い小道で、サワロ サボテンだけでなく、ウチワ サボテンやタマ サボテン、オコティヨ サボテンなど、多種多様なサボテンを見て通れます。経路沿いに立てられた案内板で、フクロウ、チョウゲンボウ、マウンテン ライオン、コヨーテ、ジャックラビットなど、目にしそうな植物や砂漠性野生生物について紹介されています。
ひときわ人気の高いガーウッド トレイルは、9 km (5.6 マイル) ある初級~中級レベルのコースで、数百本のサワロ サボテンを見ながら進む先には、古いダムがあります。サボテンのトゲは簡単に皮膚に突き刺さり、取れなくなってしまうため、ハイキングの際はご注意ください。
サワロ国立公園では、自然管理員が案内するプログラムを一年中いくつか用意し、組織しています。自然とがっぷり組み合う活動を求める自然愛好家は、園内を貫く長距離ハイキングや園内 6 か所の指定キャンプ地での宿泊を伴うキャンプがおすすめです。各ハイキング コースの内容、地図、キャンプ許可証、自然監理員の案内するプログラムの詳細については、公式ウェブサイトでご確認ください。
サワロ国立公園内は、好みにより車で見て回ることもでき、どのセクションを走っても素晴らしい景色を堪能できます。自転車専用ルートもあります。
この公園は一年中いつでも入場可能です。ビジターセンターは、12 月 25 日以外毎日開館していますが、おすすめの観光時期は、サワロ サボテンの開花期に当たり、サボテンの豊かな色彩を楽しめる 4 月~ 6 月です。入場料は 7 日間有効で、両地域が組み込まれています。両セクションとも現地に無料駐車場が併設されたビジターセンターがあります。