リーベはデンマークでも最も古くから栄えた美しい街。8 世紀にヴァイキングによって造られた街には、今も至るところに歴史ある建物が残されています。当時のままの姿をとどめる建物を眺めながら歩くと、はるか昔のにぎわう街の様子が伝わってくるようです。
リーベ ヴァイキング博物館では、1,000 年にも及ぶ街の歴史を知ることができます。ヴァイキングが使った道具や楽器、日用品をはじめ、復元されたヴァイキング船など見応えのある展示が並びます。リーベ ヴァイキング センターは屋外の博物館。ヴァイキング時代の生活を再現して見せてくれます。復元された建物や当時の衣装をまとったスタッフを眺めていると、まるでタイムスリップしたかのよう。鷹狩りやアーチェリーの実演、ヴァイキング時代の工芸品作りなどを見ることもできます。
ヴァイキング時代から残る多くの建物のなかでも、リーベ大聖堂 (Ribe Domkirke) は特に有名。何世紀もの時を経て、さまざまな時代の建築様式が融合した建物は独特の美しさ。14 世紀に建てられた高さ 52 m の塔からは、リーベの街が一望できます。
歴史的建造物はほかにも。1228 年設立の聖カタリナ修道院も訪ねてみましょう。現在の教会は 15 世紀の初めに建てられたものです。1470 年に建設が始まり、完成するまでになんと 3 世紀を要したという荘厳なグラム城も必見。夜にはゴースト ツアーもあります。15 世紀に建てられたゴシック様式の旧市庁舎も趣ある建物です。
地質学に興味があるなら Gram Lergrav にも立ち寄ってみては。化石掘り体験は子どもたちに人気です。Hjemsted Oldtidspark では鉄器時代の生活が体験できます。当時の衣服を身につけて、穀物をひいたり、火を使って調理をしたり。地下には博物館もある充実した施設です。リーベロン ミニ動物園は家族連れや子どもたちに人気のスポット。ヤギやアカシカ、ロバ、小型のカンガルーなどに触ることができます。
リーベはデンマークの南西部にあり、主要都市からバスや列車でアクセスすることができます。この地域の主要な国際空港はビルンにあり、リーベから約 63 km 離れています。1,000 年以上の歴史を持つリーベは、さまざまな時代を肌で感じることのできる魅力いっぱいの街です。