ブルス広場は、ガロンヌ川に面した豪華な宮殿のような建物に囲まれたエレガントな広場。王の権力を称えて設計された、完璧に左右対称な広場とそれを囲む建物は、ボルドーの街を現代的に見せています。
この広場と周囲の建築物は、ルイ 15 世専属の建築家であり、パリのコンコルド広場を設計したアンジュ=ジャック ガブリエルによって、18 世紀中頃に設計されました。元々この広場には、ルイ 15 世に捧げた像が置かれていましたが、現在は残っていません。今では、広場の中央に三美神の噴水が設置されています。
2007 年にユネスコ世界遺産に登録されたこの広場は、完璧な左右対称。カメラを忘れずに持って行き、ぜひ写真に収めましょう。この広場は、証券取引所の商工会議所があることから、「財布の広場」とも呼ばれます。この証券取引所は、会議場の役割も兼ねています。
広場の中央に目を向ければ、三美神の噴水が。噴水には、水差しから台座に水をそそぐ 3 つの石像が立っています。水の鏡の噴水から流れる水を遠くから見ると、広場の建物が映ります。池の下には長方形の平らな装置があり、ときおり霧が噴出されます。
広場の反対側にある関税博物館では、フランス史における関税の役割について学ぶことができます。密輸や貿易などに関する絵画や文化遺物を見てみましょう。博物館には、ガイド無しで自由に見て回れるようパンフレットが用意されています。またスマートフォンのアプリによる音声ガイドも利用できます。
夜になると広場や建物がライトアップされ、ライトが水の鏡に美しく映ります。
ブルス広場に行くには、ブルス広場駅までトラムに乗りましょう。関税博物館は、クリスマス シーズンと元旦を除き、通年火~日曜日が開館日です。大人は入場料がかかりますが、18歳未満の子供は入場無料です。