ここではまるで水の上を歩いているように感じることでしょう。人の手が作り出した壮麗な大スペクタクルは、どれだけ写真に撮っても飽き足らないほどの美しさです。
ミロワールドー (ウォーターミラー) はわずか 2 cm の厚さの水鏡ですが、はるかに深遠な錯覚を生み出す絶好の撮影スポットです。水の上を歩いて、お好きなポーズを取ってみましょう。
ウォーターミラーの真正面に立つと、奥の壮麗なブルス広場 (証券取引所広場) の石造りの古い建物が反転して水面に映る姿を見ることができます。流れ去る雲さえもが足元に映り込んでいます。しばらくすると、水の上に霧が出て、幻想的な雰囲気が漂います。鏡のような水面と霧の池が交互に出現する中で、老若男女がひとときを楽しむことができます。
ウォーターミラーが作られたのは 2006 年。その翌年にはブルス広場を含めた歴史地区全体が、ユネスコの世界遺産に登録されました。3,450 ㎡ ある水鏡は世界最大級の大きさです。ガロンヌ川のほとりに沿って、このエリアを散策してみましょう。興味深い場所がたくさんあります。
ウォーターミラーの地下には 800 ㎥ の貯水タンクがあり、水を定期的に再循環させて水面と霧を作り出しています。縦 42 m、横 130 m の花こう岩の敷石の上に水が張られ、900 個の噴射装置から水が噴き出されて霧になります。ベネチアのサンマルコ広場が冠水した景色に着想を得て造られたこの水鏡の上で、人々が戯れる様子をしばらく眺めましょう。
ウォーターミラーに隣接しているジャルダン デ リュミエール (光の庭園) では、花に囲まれてゆっくりできます。暑い日なら、ボルドー観光やショッピングの前後にウォーターミラーで一休みして足先を水に浸すのがおすすめです。夜になると、イルミネーションされた建物が水面に映り、息をのむような美しさが見られます。