オルヌは緑豊かな地域。カマンベール チーズの発祥地としても有名です。アランソンをはじめ、オルヌ県にはたくさんの街や村があります。県の名前はこの地方を流れるオルヌ川に由来。城や中世の遺跡も多く残り、田園風景が美しい村や森などの見どころがたくさんあります。
オルヌ県の県庁所在地アランソンは、レース産業で有名。芸術とレースの博物館では、アランソン レースについて詳しく学べます。また、アランソンは貴族たちの街としても知られ、14 世紀の荘厳な城も見どころ。興味深い歴史があり、2 つの塔が印象的です。
オルヌを代表するもうひとつの産業といえばチーズ。19 世紀から続くプレジデント チーズ農場もおすすめです。この農場では、カマンベール チーズの製法を学べるツアーに参加できます。また、カマンベールの街の近郊には、チーズ ツアーを行っている農場がほかにもあるので、ぜひチェックしてみましょう。
オルヌ県には、ニードル レースとチーズのほか、城などの観光名所が数多くあり、多くの旅行客が訪れます。11 世紀に建てられたドンフロン城の遺跡は、美しい公園の中にあり、塔や礼拝堂、居住スペースなどの跡を見ることができます。城が栄えた当時の様子に思いをはせながら、ゆっくりと散歩してみませんか。
カルージュ城にも訪れてみましょう。この城は、かつて要塞としての役目も果たしていました。赤レンガと黒い御影石が印象的なファサードは、修復されて保存状態も良いので必見です。
オルヌは、フランス北西部のバス ノルマンディー地方にあります。主要な空港があるパリから 200 km の場所に位置し、車で 3 時間弱です。オルヌ県の村々には鉄道駅もあります。
オルヌに住む人はオルネと呼ばれ、この地域の方言を話す人もいます。この地方の気候は温暖。イギリス海峡に近いため、冬はあまり寒くならず、夏はそれほど暑くなりません。
中世の城や地元の特産品を大事に守り続けてきた昔ながらのフランスの村を訪れてみませんか。