静かな雰囲気のオポノニは、ニュージーランドのファーノース地方に残るマオリ族の文化を存分に感じられる町。海に沿って広がる砂丘の素晴らしい眺望を楽しみ、アドベンチャーツアーに参加したり、波止場から釣り糸を垂らして夕食の魚を釣ったりしましょう。
まずはオポノニ アイサイト ビジター センターに行って、楽しみ方のヒントを得てみては。ボート上からのディープフィッシングや、景色を楽しむヘリコプタークルーズ、スカイダイビング、夜の自然観察ツアーにサンドボードと、オポノニ周辺にはスリル満点のアクティビティがいっぱい。
もちろんビーチでのんびり時間を過ごしたり、暑い日に海に飛び込んだりと、ゆったりとくつろぐだけでも楽しめます。ただしタスマン海の激しい潮の流れが入り江の流れとぶつかり合っているため、水の流れが強いことに気を付けてください。
イルカやシャチが近くで泳いでいる姿も見られるかもしれません。1950 年代に、1 頭のバンドウイルカが遊泳者たちと遊ぼうといつも人に近づいてきたため、国内でセンセーションを巻き起こしました。”オポ” と呼ばれたこのイルカは非常にたくさんの観客を魅了し、地域で史上初めての交通渋滞を引き起こしたほど。小さなオポの銅像は、この “屈託のない海の生き物“ を追悼して建てられたものです。
近くのコウトゥとカウファレ岬の間をビーチに沿って歩けば、巨大なコウツボルダーに目を奪われます。この丸い巨石は、小さな塊が固くなってできたもの。コンクリーションと呼ばれる段階を経て堆積岩の中で大きくなりました。形成するのに何百万年とかかったかもしれません。
オマペレとワイポウア森林保護区の間の砂利道を進むと、ラビリンス ウッドワークス アンド メイズが見えてきます。世界中から集めた木製のパズルは子供たちに大人気。実物大の動物の像もあります。橋を越えたところに、滝とカウリツリーの森を抜ける歩道があります。
オポノニとオマペレは部分的に繋がっており、双子のようにそっくりです。オポノニはオークランドから車で半日の場所ですが、日帰りで急いで戻ることはありません。ぜひ数日滞在して、存分にバカンス気分を味わいましょう。オポノニはホテルやバー、観光案内所、そしてキャンプ場といった施設が充実しています。オマペレからは、砂丘が広がる沿岸北部のホキアンガ湾の入り江をさらによく見晴らすことができます。
この美しい風景に日が沈む様子を眺めたら、オポノニを越える魅力的な場所は思い付かなくなるかもしれません。